ガールズグループSISTAR出身の歌手ソユ(34)が、韓国行きの航空便で経験した人種差別の疑いを提起した。
しかしネットユーザーの一部は、事件の前後の事情がわからない以上、軽々しく判断を下すのは難しいという反応を示している。
ソユは10月19日、自身のSNSに長文を投稿し、「ニューヨークでの日程を終え、アトランタを経由して韓国へ向かう飛行機に搭乗した」として状況を伝えた。
投稿によれば、疲れている状態で食事時間を確認しようとして韓国人の客室乗務員を呼んでほしいと頼んだが、当該客室乗務長はソユの態度に問題があるとして「問題のある乗客」のように扱い、セキュリティを呼んだという。
ソユは「降りると言わねばならないほどで、その後のフライト中、ずっと冷たい視線と態度に耐えなければならなかった」とし、「15時間を超える飛行のあいだ何も食べられず、その経験が人種的偏見に由来する傷として残った」と綴った。最後に「誰も人種を理由に疑われたり侮辱されたりしないことを望む」と心境を明かした。
しかしソユの主張に対し、同調だけがあったわけではない。
オンライン上では「ビジネスクラスでセキュリティを呼ぶことは稀だ」とし、断片的な投稿だけで人種差別と断定するには情報が不足しているとの意見も少なくない。あるネットユーザーは「どんな事情があったのか、我々が知らない部分があるかもしれない」「航空会社の内規や乗客間の誤解など、別の要因が介在した可能性もある」として、慎重に判断すべきだという反応を示した。
何より、前後の状況を切り落とした一方的な主張になっている部分についても慎重に見るべきだという雰囲気だ。
また別の反応として、ソユが韓国人の乗務員を呼んでほしいと求めた点を問題視する声も出た。「韓国人乗務員だけを要求するのは逆差別的な状況を生み得る」「外国の航空会社を利用する際は言語やサービスの差異を考慮し、手厚い対応を望むならいっそ国内航空会社を選ぶ方法もある」との指摘だ。
多数のネットユーザーは、事実関係が明確に示されていない状況での一方的な非難を警戒すべきだという雰囲気といえる。「どちらか一方の言い分だけを聞いて判断するより、航空会社と当事者間の公式な確認が必要だ」という反応が主流だ。
一方で、ソユに対し「どれほど悔しかったらあのように投稿したのだろう。うまく解決することを望む」として気の毒がる声もあった。
結局、多様な解釈と反応が主となっている状況だ。何よりも重いテーマである「人種差別」というフレームがかかっているだけに、ネットユーザーの間では十分な事実確認ののち慎重に見るべきだという声が上がっている。
なお、ソユは6月に放送された犯罪分析番組『ヒドゥンアイ』(原題)で、日本旅行中に地下鉄で“変態”に遭遇した経験を明かし、注目されたこともある。
(記事提供=OSEN)
■日本の地下鉄で「変態」に遭遇、ソユが被害を告白「顔に向かって何かを…」
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