ドラマ『暴君のシェフ』の原作者パク・グクジェが、最近浮上した歴史の歪曲に関連する議論について釈明した。
【画像】日本漫画のパクリ疑惑も『暴君のシェフ』に相次ぐトラブル
去る9月19日、パク作家は自身のSNSに長文を投稿し、ドラマのなかの一部の場面に対する視聴者の指摘に反論した。
議論になった場面は、俳優イ・チェミンが演じたヨンヒ君が明の使臣と並んで座って頭を下げて挨拶する部分だった。これについて、一部の視聴者は「『世宗実録』によると、王は王座に座り、使臣は東の下に座らなければならない」と問題を提起した。
これに対し、パク作家は「1474年に刊行された国の公式礼法書である『国朝五礼儀』に外国の使臣を接待する方法が詳しく出てくる」と根拠を提示した。
パク作家は、「ムン・ビンレ編を見ると『朝廷の使臣を接待する方法』が出てくるが、宴会は使臣が泊まる太平館で行われ、使臣の席は東の壁に位置するようになっており、御座(王の席)は西の壁に位置するようになっている」と説明した。
また、「王と使臣が同じ高さで向かい合って座る座席配置だ」として、「突き詰めれば、使臣の席がむしろ上座にあり、儒教的礼法によれば方向が序列を意味するが、東側が西側に比べてさらに高いためだ」と付け加えた。
さらに、パク作家は「これは国力や主権とは何の関係もない」として、「当時の外交的慣例あるいは国際行事で通じるプロトコルのようなものと解釈すると良い」と説明した。
パク作家は根拠として挙げた『国朝五礼儀』について、「今作の時期からわずか30年前に編纂された国の公式礼法書だ」として、「当時は書かれた通りに行われた可能性が高く、使臣の宴の描写は公式文書に基づいてしっかりと考証したものだ」と反論を終えた。
なお、少女時代のユナとイ・チェミンが主演を務めた『暴君のシェフ』はパク・グクジェ作家の『燕山君のシェフとして生き残る』(原題)を原作としており、9月14日に放送された第8話は15.4%(ニールセンコリア、韓国の全国基準)の視聴率を記録し、Netflixの「非英語TVショー」部門1位を獲得するなど、大きく話題になっている。
■【写真】日本漫画のパクリ疑惑に主演俳優の“AV投稿”…『暴君のシェフ』に相次ぐトラブル
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