歌手BoAの実兄であり、ミュージックビデオ監督として活動していたクォン・スンウクさんがこの世を去ってから、早くも4年が経った。
クォン・スンウクさんは2021年9月5日午前0時17分、腹膜がんとの闘病の末、享年39歳で死去した。
当時、妹のBoAはSNSを通じて直接訃報を伝え、「スンウク兄が天に旅立った」と、短いながらも深い悲しみを込めた文を残した。
クォン・スンウクさんは、2020年5月に腹膜がんステージ4の診断を受けた事実を公開し、闘病中であることを明かした。
当時、彼は「病院ごとに余命を2~3カ月と告げられた」とし、「腸閉塞で2カ月以上食事ができず、体重が36kgまで落ちた」と打ち明け、多くの人々の胸を痛めさせた。また、医師から「治らない病気」という冷酷な言葉を聞いたことも告白し、絶望と複雑な心境を吐露した。
BoAは最後まで兄のそばを守り、切ない思いを表した。彼女は「オッパ(お兄さん)、愛してる。私たちは乗り越えられる。必ずラーメン作ってあげるから。一緒に食べよう」と公開的に応援と励ましを惜しまなかった。
しかしクォン・スンウクさんは病に勝てず、BoAは「私の兄であり、ベストフレンドだったスンウク兄。私の兄に生まれてきてくれてありがとう。最後の会話が『愛してる』だったけど、あの温かい言葉を残してくれてありがとう」と涙のメッセージを残した。
当時、新型コロナ拡散防止のため、葬儀は近親の家族と親戚だけが参列し静かに執り行われた。
なお、1981年生まれのクォン・スンウクさんは、2005年に監督デビューし、BoAの『Game』、Girl's Dayの『Hug me once』『Twinkle Twinkle』、MAMAMOOの『Piano Man』、Red Velvetの『Be Natural』など、数多くのミュージックビデオを手がけた。
(記事提供=OSEN)
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