パク・チャヌク監督が、アメリカ脚本家組合(WGA)からの除名について言及した。
8月19日午前、ソウル・龍山(ヨンサン)区のCGV龍山アイパークモールで映画『やむを得ない』(原題)の制作報告会が行われ、パク・チャヌク監督をはじめ、イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンといったキャストが出席した。
本作は、突然解雇されたマンス(演:イ・ビョンホン)が再就職を目指し、“自分なりの戦争”を準備していく過程を描いた作品で、ドナルド・E・ウェストレイクの小説『The Ax』が原作となっている。
『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『お嬢さん』『別れる決心』など、数々のヒット作で韓国を代表する映画監督となったパク監督。だが今回の新作公開を前に、アメリカ脚本家組合から除名されたというニュースが伝えられ、映画界を騒がせた。
パク監督と脚本家のドン・マッケラーは、2023年のWGAストライキ期間中にHBOとA24が共同製作するドラマシリーズ『シンパサイザー』を執筆したとの疑惑が持ち上がっていた。
この件について、パク監督の制作会社モホフィルムの関係者は「WGAストライキが始まるはるか前に『シンパサイザー』の脚本は全て完成させていた」と説明し、「スト期間中に新たに脚本を書いたり、既存の脚本を修正した事実はない」と釈明していた。
そのうえで、この日の制作報告会で除名に関する質問が出ると、パク監督は「特に申し上げることはありません。すでに広く知られている事実です」と述べ、「私の活動には何の制約も制限もありません」と答えた。
映画『やむを得ない』は9月に韓国で公開される予定だ。
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