韓国の新作映画『非常宣言』（原題）が、俳優ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨンなど豪華キャスト陣を発表した。
本作は、史上初の災難に直面し、着陸を宣言した飛行機をめぐって繰り広げられる、韓国初の航空災難映画だ。タイトルの「非常宣言」とは、飛行機が災難に遭遇した非常事態に、正常な運行が不可能という機長の判断によって着陸を宣言する航空用語である。
すでに出演が決まっていたソン・ガンホ、イ・ビョンホンに加え、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュンなど、大物俳優が次々と主演に加わったことで、映画ファンは最高の期待作として熱視線を送っている。
ソン・ガンホは、前代未聞の航空事故の後を追う刑事役を演じる。韓国映画初のアカデミー賞、カンヌ国際映画祭のパルム・ドールなど数多くの賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』の主演俳優として映画界から注目されている彼は、次回作として『非常宣言』を選び、映画ファンの期待を高めた。
ハリウッドとアジアを股にかけて活躍する俳優のイ・ビョンホンは、「飛行機恐怖症」だが娘のために飛行機に搭乗した乗客役を演じる。デビュー以来、最高の演技力で観客から称賛され、映画『JSA』やドラマ『美しき日々』などで日本でも愛されている彼が、『非常宣言』で見せる新しい姿にも注目が集まっている。
また、映画『シークレット・サンシャイン』、ドラマ『グッドワイフ』などで知られる人気女優チョン・ドヨンは、非常事態に立ち向かう長官役を務める。映画ごとに全く違う姿に変身する彼女は『非常宣言』での新たな顔で再び観客を驚かせる見通しだ。
副機長役を演じるのは、“信じて見る俳優”として位置付けられたキム・ナムギル。アクション、ロマンス、時代劇、ホラー、コメディまで、多様なジャンルで目覚ましい活躍を見せた“ジャンルマスター”との彼が、本作ではどのようなキャラクターで観客を魅了するか、期待感が増す。
ドラマ『ミセン-未生-』で一躍有名になったイム・シワンは、一人で飛行機に乗った乗客に扮する。映画デビュー作『弁護人』で演技力を認められ、映画『名もなき野良犬の輪舞』での深まった演技力で韓国映画界を担う俳優となった彼が、『非常宣言』で披露する姿にも期待が大きい。
『非常宣言』は、映画『優雅な世界』（2007年作）をはじめ、『観相師－かんそうし－』（2013年作）、『ザ・キング』（2017年作）など、作品性の高い映画で人気のハン・ジェリム監督の新作として、5月中にクランクイン予定。
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