ラッパーBE’Oが所属するBig Planet Madeエンターテインメントが、彼の前所属事務所との精算金をめぐる訴訟で全面勝訴した。
ソウル中央地裁は6月26日午前に開かれた公判で、BE’Oの前所属事務所FameUs(フェイマス)がBig Planet Madeを相手取って起こした精算金請求訴訟について、原告側の請求をすべて棄却。訴訟費用もFameUs側の負担とする判決を下した。
Big Planet Madeは訴訟において、FameUsがBE’Oに対して支払うべき精算金の義務を果たしていなかったことを理由に「相殺」を主張。裁判所はこれを全面的に認めた。
これにより、FameUsがBE’Oに対し数億ウォン(数千万円)規模の精算金を未払いだったこと、そしてBig Planet Made側の主張が法的に正当と判断されたことが明らかになった。
判決後、Big Planet Madeは「判決の詳細は、追って判決文を通じて確認する予定」としたうえで、「今後も所属アーティストの権益保護のために、あらゆる法的手続きを尽くしていく」とコメントしている。
なお、FameUsはラッパーのSan E(サンイ)が設立した事務所。彼は過去に「フェミニストは精神病」と発言し、韓国国内で大きな論争を呼んだ人物として知られる。
また昨年には一般人に対する暴行容疑で書類送検されたほか、今年3月には、FameUsに所属していた中国人女性歌手RETAの自宅に無断で立ち入ったうえ、関係者に対し私物の隠匿を指示した疑惑も報じられるなど、トラブルメーカーとしての側面が取り沙汰されている。
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