ドラマ『宮 -Love in Palace-』や『コーヒープリンス1号店』で知られる女優ユン・ウネが、10年をかけて準備した展示会を前に心境を伝えた。
ユン・ウネは5月26日、自身のインスタグラムに長文を投稿し、展示会を開始することを知らせた。
彼女は「心を一つにして共にしたすべての瞬間が思い出される」とし、「“何が正しいのだろうか”と悩み途方に暮れた瞬間も、ときめきに満ちて心が浮き立った瞬間も、しばらく足を止めなければならなかった瞬間もあった」と振り返った。
続けて、「10年前に撮影した写真と、今追加で撮影する写真の間に、もしかして違和感があるのではないか」「プロジェクトを完成させたいという気持ちが、もしかすると私たちの欲ではないか」というためらいもあったが、「少しためらった気持ちが色あせるほど、すべてが美しく収められた」と自信を見せた。
そして「9日間開かれる展示会のすべての収益金は、全額寄付される」とし、「この意義深い行いにご一緒いただければ幸いだ」と呼びかけた。
ガールズグループ「Baby V.O.X」の“末っ子”メンバーとして韓国芸能界に足を踏み入れたユン・ウネは、2006年のドラマ『宮』でブレイクし、『ブドウ畑のあの男』『コーヒープリンス1号店』『お嬢さまをお願い!』などを次々とヒットさせ、人気女優となった。
しかし、2015年の“デザイン盗作疑惑”でイメージに打撃を受けた。今回の写真は、その頃から撮ったものということになる。
なお、ユン・ウネは2024年末、「KBS歌謡祭グローバルフェスティバル」でBaby V.O.Xのメンバーたちと共に14年ぶりのステージを披露し、話題となった。
ユン・ウネの文章全文は、以下の通り。
◇
2015年2月15日、最初の撮影を皮切りに、長い旅路を経て完成された写真集『YESHUA』の展示会が開かれます。
心を一つにして共にしたすべての瞬間が思い出されます。
「何が正しいのだろうか」と悩み途方に暮れた瞬間も、ときめきに満ちて心が浮き立った瞬間も、しばらく足を止めなければならなかった瞬間もありました。
9年という時間を待って、2025年に再び始め、このように結びをつけるまで、私たちの心も一つひとつ丁寧に整えられ、このプロジェクトが完成されました。
「10年前に撮影した写真と、今追加で撮影する写真の間に、もしかして違和感があるのではないか」「プロジェクトを完成させたいという気持ちが、もしかすると私たちの欲ではないか」
少しためらった気持ちが色あせるほど、すべてが美しく収められました。
何よりも、皆さんの前で『YESHUA』を公開できる時間が与えられたことに、とても感謝しています。
写真集の人物たちを写し取るには、私はあまりにも無知で、到底力不足ですが、このプロジェクトを通して、むしろその人物たちを通して私という人間をお見せすることができた時間だったように思えて、私自身にとっても非常に意義深い時間として記憶に残ると思います。
本当に多くの方々の助けがあったからこそ、ここまで来ることができました。心から深く感謝いたします。
このプロジェクトに参加した一人として、私にとっても、共にしたすべての方々、そして展示会を訪れてくださる多くの方々にとっても、少しでも意味のある瞬間として記憶されることを願います。
9日間開かれる展示会のすべての収益金は、全額寄付されます。この意義深い行いにご一緒いただければ幸いです。
◇ユン・ウネ プロフィール
1984年10月3日生まれ。1999年にアイドルグループ「Baby V.O.X」で芸能界デビュー。2002年の映画『緊急措置19号』で女優にデビューし、『宮 -Love in Palace-』(2006)でドラマ初主演を務めた。その後も『コーヒープリンス1号店』(2007)、『お嬢さまをお願い!』(2009)などに出演して人気女優に。熱心なクリスチャンとしても有名。
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