俳優の豊川悦司の“めい”がガールズグループに所属するK-POPアイドルであることが判明し、話題を集めている。
【写真】「3時間にわたり…」MADEIN脱退メンバー、性被害を主張
日韓ガールズグループ「MADEIN(メイディン)」の日本人メンバー、セリナがその人だ。
先立ってMADEINは4月29日に東京でショーケースを行ったのだが、会場には豊川悦司から祝福の花が贈られていたという。
その後、セリナが「ショーケースのときに花を贈ってくれた俳優さんは“おじ”だ。ショーケースも見てくれた」と明かし、2人の関係が明らかになった。
2024年9月にデビューしたMADEINにとっては、日本でさらに注目を集めるきっかけになりそうだが、同グループは現在、スキャンダルの渦中にある。
それは、デビューからわずか2カ月後にMADEINを脱退した元メンバー、ガウンが提起した疑惑だ。
所属事務所143エンターテインメントのA代表が彼女に対して、強制わいせつを行ったという主張だった。
4月29日、ガウンの母親、法的代理人、143エンターテインメントの元A&Rチーム長、ハンビッメディア労働人権センターの関係者らが出席した記者会見で、143エンタ代表A氏を告訴したと明らかにした。
昨年11月、JTBCの情報番組『事件班長』(原題)で、ある新人ガールズグループのメンバーが所属事務所の代表から性的被害を受けたという通報が報じられ、そのグループがMADEINであることが知られると波紋が広がった。
当時、所属事務所側は「JTBC『事件班長』で報じられた件に関し、番組で言及されたメンバーと代表の間にいかなる性的接触や、その他の威力による性的行為はなく、報道内容は事実ではない」と否定していた。
しかし記者会見では、「昨年10月、143エンタの創業者であり代表プロデューサーであるA代表は、所属アイドルメンバーを代表室に呼び出し、3時間にわたり暴言と脅迫を加えた後、強制わいせつおよび性的屈辱を与えるセクハラ行為を行った」と主張された。
また、ガウンの母親も「(娘は)友人や知人との連絡も絶たれていた。軽いスキンシップと受け取っていた身体的接触も、高校を卒業するとより大きな負担に感じるようになった。娘は、もう私の身体に触らないでほしいとはっきり伝えたが、A代表は業務上の持続的な不利益や不当な待遇を続けた」と涙ながらに訴えた。
すでにA代表を児童青少年保護法違反で告訴した状態だという。
ただ、この主張が真実なのかどうかは定かではない。
記者会見を受けて、143エンターテインメント側は「マネジメント会社の代表がこのような議論に巻き込まれたことを申し訳なく思う」とし、「現在、当該メンバー側の主張には事実と異なる部分が多いが、警察の捜査が進行中であるため、捜査に積極的に協力し、その過程で客観的な資料をもとに歪曲された部分を正していきたい」と立場を明らかにした。
続けて「当該メンバー側はすでに昨年報道された事件に関連し、一方的な主張を根拠に巨額の慰謝料を要求し、それを拒否されると、事件発生からおよそ6カ月が経過した時点で刑事告訴に踏み切った点も非常に遺憾だ」とし、疑惑を否定している。
両者の主張が真っ向から対立しているだけに、今後は法廷で真実が明らかになる見通しだが、MADEINにとっては何ひとつプラスにならない騒動だ。
めいが所属するグループをめぐる騒動だけに、豊川悦司の胸中も穏やかではないかもしれない。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
◇MADEIN プロフィール
マシロ、ミユ、セリナ、ナゴミの日本人メンバー4人と、イェソ、スヘ、ガウンの韓国人メンバー3人で結成されたガールズグループ。Kep1er出身のマシロとイェソをはじめ、LIMELIGHTとしてデビューしたミユ、スヘ、ガウン、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に参加していたセリナとナゴミなど、デビュー前から知名度のあるメンバーで構成された。グループ名には、ファンの愛で作られたという意味が込められており、「WE MADE IN U」から。2024年9月3日、EPアルバム『サンスン(SANG SEUNG)』でデビューした。同年11月、ガウンが健康上の理由で脱退すると発表された。
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