韓国の地上波放送局SBSの社員が、社内の未公開情報を利用して株式取引を行い、数千万円規模の利益を得ていたことが明らかになった。当該社員が金融当局の調査を受けている件について、SBSが公式コメントを発表した。
7月15日、SBSの関係者は本サイト提携メディア『OSEN』の取材に対し、「本日午前、金融委員会から、当社の社員1人に対して資本市場法違反の疑いで調査が進められているとの通告を受けました」とし、「確認の結果、当該社員は職務中に得た未公開情報を基にSBS株を大量に買い付け、利益を得ていたことが判明しました」と説明した。
続けて、「確認された事実に基づき、当該社員を懲戒免職とし、金融委員会の調査にも全面的に協力する方針です。今後、このような事案が再発しないよう、管理体制を見直し、教育を強化してまいります」と強調した。
さらに、「社員に対してこの件を迅速に公開・共有したことも、当社の強い姿勢を示すものとご理解ください」と付け加えた。
金融委員会によると、SBS社員だったA氏は昨年末、SBSがNetflixと6年間にわたるコンテンツ供給に関する戦略的パートナーシップを結ぶという情報を事前に把握し、それを基にSBSの株式を購入したという。
このパートナーシップは昨年12月20日に正式発表され、その後、SBSの株価は連日ストップ高を記録。A氏は株価が急騰したタイミングで保有株を売却し、数億ウォン(数千万円)に上る利益を得たとされる。この事案を把握した金融委員会は、ソウル・木洞(モクトン)にあるSBS本社を訪れ、A氏の事務室を家宅捜索したという。
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