“NewJeansの生みの親”で知られるADOR前代表取締役のミン・ヒジン氏が在職期間のパワハラ行為で過怠金処分を受けた件で、被害者本人が当時を振り返った。
【注目】ニュジに「デブ」?ミン・ヒジン過去の“女性侮辱疑惑”
3月26日、ADOR元社員A氏はとある韓国メディアとのインタビューを通じて、「働いていれば経験するような一般的な出来事とは言えないほど、ミン前代表の暴言のレベルは軽くなかった」と証言した。
また、「当時、ミン前代表は常習的に高いレベルの暴言を浴びせ、それも耐えることが難しいほど長時間にわたって続けられた。入社したばかりの新人職員なら誰もがし得るミスにも、暴言を交えた過剰な叱責が繰り返された」と告白した。
そして、「ミン前代表が2~3時間にわたって電話やメールで苦しめるので、ほかの業務をするのが難しかったことも数えきれないほどある」とも強調した。
こうした状況にもかかわらず、A氏は「今回の確執が浮上した際も、最初はミン前代表と円満に解決したかった」という。「彼女に合意する機会を何度も与えた。ここで過ちを認めて誤ったとすれば、ここまでにはならなかったはずだ」とし、次のように続ける。
「今回の処分は、ミン前代表と行うほかの民事裁判にも影響を及ぼすものとみられる。今回の雇用部事件と裁判所の事件の争点が一部重なる。雇用部の今回の結論が、裁判での“真実攻防”での余地を減らすだろう」
「A氏の背後にHYBEがいる」というミン・ヒジン氏の主張についても、A氏は「まったく事実ではない」と否定。
「HYBEがどのような立場でこの事案を見ているかには関心がない。私に“背後”があるとすれば、それはそばで見守って応援してくれたADORの職員たちだ。ADORやミン前代表の歴史が、自分を応援してくれたのではないかと思う」と反論した。
なお、韓国政府・雇用労働部傘下のソウル地方雇用労働庁は最近、ミン・ヒジン氏によるA氏への社内いじめを認め、ミン・ヒジン氏に対し過怠金処分を課した。
しかし、ミン・ヒジン氏側はこの決定に不服を表明。弁護人は「社内いじめと判断した発言前後の事実関係が謝って認められ、社内いじめ、客観的調査義務関連勤労基準法の法理を誤解した部分が確認された」とし、「迅速に行政庁に意見を提出するなど、正式な不服手続きを順次進める予定であり、陳情事件の正確な真相を糾明し、無念な濡れ衣を晴らす予定だ」としている。
また、「現在、ミン前代表に対する過怠金賦課決定および株式会社ADORに対する過怠金賦課決定が確定していない状態であるにもかかわらず、一部報道であたかも行政終結で決定が確定したかのように扱われている」と、一部報道にも不満を示していた。
前へ
次へ