2月に亡くなった女優キム・セロンさんの元恋人が、彼女の死は俳優キム・スヒョンとは無関係であると主張した。
【暴露まとめ】キム・スヒョンvsキム・セロン遺族とYouTube、いま何が起きているのか
3月25日、ある韓国メディアはキム・セロンさんの元恋人A氏による単独インタビューを公開した。
A氏はこのインタビューで、キム・セロンさんの死はキム・スヒョンではなく、年初にアメリカで結婚した「ニューヨークの男性」B氏が原因であると主張し、自身の証言の信憑性を裏付けるための事実確認書も作成したと語った。
A氏は、キム・セロンさんの「ニューヨークの夫」B氏が送ったメッセージや、キム・セロンさんがA氏に送ったメッセージの内容も公開。キム・セロンさんは結婚直後から辛い時間を過ごしており、A氏とのやり取りを通じて心の支えを求めたが、それを知ったB氏が彼女の携帯電話を取り上げ、監視や暴言を繰り返したと主張した。
キム・セロンさんはB氏と結婚した経緯について、「最初は感情表現もなく、あなたはいつも辛い日々を過ごしていて、私は頼れる場所がなくて本当に寂しかった。だから気持ちが揺らいでしまったのは事実。いつも私の話を聞き、解決してくれる人が私には必要だった。でもそれは一時的なことだった。その後はカカオトークの内容や写真をばらまくと脅され、インスタもハッキングされて写真を勝手に投稿され、殴られ、罵倒されて、本当に怖かった。だから別れられなかったし、あなたに迷惑がかかるのが怖かった」と明かしている。
またA氏は、キム・セロンさんの遺族がこれまで主張してきた死因とは正反対の見解も示した。遺族は、ユーチューバーC氏とキム・スヒョンが故人の死に関与していると主張し、キム・スヒョンによる「グルーミング疑惑」や、前所属事務所ゴールドメダリストが事故処理のために肩代わりした7億ウォンの返済、ユーチューバーC氏による悪意ある動画の公開などを死因として挙げていた。
これに対しA氏は、キム・セロンさんは家族の無関心に苦しみ、自身の境遇を悲観していたと主張。特に2024年、キム・セロンさんが緊急の医療処置を必要とした際、家族は連絡を受けたにもかかわらず現れず、A氏が病室で付き添ったと語った。
A氏は「家族の誰もがセロンがB氏と結婚したことを知らなかったというのは、それだけ娘との関わりがなかったことの証拠ではないか。ほとんど縁を絶っていたような家族が、今になって過去に有名俳優と交際していた事実を掘り返すのは、何らかの意図や目的があるとしか思えない」と非難した。
一方、キム・セロンさんの遺族はYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を通じて、故人が未成年だった頃から21歳になるまで、約6年間キム・スヒョンと交際していたと主張。これに対し、キム・スヒョン側は「2019年夏から2020年秋まで交際していたが、未成年の時期に付き合っていたというのは事実ではない」と反論した。
また、遺族はキム・セロンさんが生前、ユーチューバーC氏が投稿した動画によって深く傷ついていたとも主張した。これに対しC氏は「セロンさんは生前、アメリカで大企業に勤める一般男性と結婚し、流産も経験した」と言及した。遺族はキム・セロンさんの結婚説・流産説に対し、「私たちはセロンが結婚していたという話は一切聞いたことがなく、まったく知らなかった」との立場を示している。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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