日本国籍を放棄して韓国に帰化した歌手カンナムが、芸能界で被害が続出している“詐欺行為”に激怒した。
3月13日にYouTubeチャンネル「スタジオ・ソル」で公開された最新動画では、カンナムと歌手イ・ソクフンがソウル江南区(カンナムグ)の住民と交流しながら、不動産について語る様子が伝えられた。
そこで、イ・ソクフンが「最近、チョンセ詐欺の話をたくさん聞く」と切り出すと、カンナムは「自分のYouTubeチャンネル“となりのカンナミ”のスタッフが十数人いるが、そのうち6人が昨年、チョンセ詐欺に遭った。まだ解決していない人も多い」と打ち明け、周囲を驚かせた。
“チョンセ”とは「一定期間、家主にまとまった金額のお金を預ける韓国特有の住宅制度」のこと。この制度を悪用し、借主から預かった保証金を返還せず持ち逃げしたり、二重契約で貸し出したりするなど、さまざまな手口で金銭的被害をもたらす「チョンセ詐欺」が韓国国内で続出している。
カンナムの告白を聞いたイ・ソクフンは、「芸能人もチョンセ詐欺に多くやられた。DEXも被害に遭ったと聞いている」と共感。すると、カンナムは「詐欺を働いた人たちを捕まえて、200年くらい刑務所に入れればもうしないだろう。法律をもっと厳しくしてほしい」と怒りをあらわにしていた。
韓国芸能界におけるチョンセ詐欺被害では、男性タレントのDEXが約2億7000万ウォン(日本円=約2750万円)に上る被害額を告白。女性ユーチューバーのパク・セミも過去に約4億ウォン(約4077万円)の被害を受けたことを明かしたほか、多くの芸能人が被害を訴えており、社会的問題となっている。
(記事提供=OSEN)
◇カンナム プロフィール
1987年3月23日生まれ、日本名は滑川康男(なめかわ・やすお)。韓国人の母と日本人の父を持ち、2011年にアイドルグループ「M.I.B」のメンバーとして韓国デビュー。日本国籍でありながらも流暢な韓国語や韓国への愛情を見せ、人気を集めた。2019年10月には元韓国代表のスピードスケート選手イ・サンファと結婚。2人の結婚式では、イ・サンファの生涯のライバルであり、親友でもあった日本の小平奈緒が韓国語で結婚を祝うメッセージを送り話題となった。2021年10月には自身のYouTubeチャンネルで「カンナムが日本国籍を放棄します」という旨の動画を公開。同年12月13日にはインスタグラムを通じて、韓国への帰化試験合格を伝えた。
■【写真】カンナムの妻イ・サンファ、タイトウェア姿の「ハンパない太もも」
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