今年2月、24歳の若さでこの世を去った女優キム・セロンさんが生前、人気俳優キム・スヒョンに所属事務所との金銭トラブルについて助けを求めるメッセージを送っていたことが明らかになった。
【写真流出】キム・スヒョン、“未成年”とされるキム・セロンさんにキス
3月11日夜、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」はライブ配信を実施し、キム・スヒョンと故キム・セロンさんの関係について言及した。
この配信では、キム・セロンさんの遺族から提供されたとされる生前のメッセージが公開された。2024年3月19日にキム・セロンさんがキム・スヒョンに送ったとされるこのメッセージには、彼女がかつて所属し、キム・スヒョンが現在も所属する芸能事務所「ゴールドメダリスト」との金銭トラブルについて、必死に訴えている内容が含まれていた。
キム・セロンさんはメッセージで、「オッパ(お兄さん)、私セロンだよ。内容証明を受け取った。訴訟を起こすって…」と切り出し、「時間を十分にくれるって言っていたから、一生懸命(芸能活動)復帰の準備をして、作品への出演料で少しずつでも返済していくつもり。返さないと言っているわけじゃない。でも、今すぐ7億ウォン(約7000万円)を払えと言われても本当に無理なの。やらないんじゃなくて、できないんだよ。どうしても訴訟を起こさなきゃいけないの?」と、苦しい胸の内を吐露していた。
さらに、「私を助けて。お願いだから、時間をちょうだい」と繰り返しキム・スヒョンに訴えていた。
カロセロ研究所はこの内容を踏まえ、「キム・セロンは何度も連絡を取り、電話もかけたが、キム・スヒョンは応じなかった」と主張。また、「中学2年生の頃から6年間交際していた相手に対し、絶望的な状況で訴訟を起こすのは理解できない」とキム・スヒョンを強く批判した。
さらに、キム・セロンさんが生前、キム・スヒョンから頬にキスをされている写真も公開。撮影当時、キム・セロンさんは中学3年生で未成年だったとされており、キム・スヒョンの行動に対しても疑問の声が上がっている。
また、カロセロ研究所は「キム・セロンが飲酒運転事故を起こした際、ゴールドメダリストが損害賠償金7億ウォンを負担すると申し出たものの、時間が経つと突然返済を求めた」とも主張している。
一方、ゴールドメダリストはこの主張を全面否定し、3月11日に「決して看過できないデマであり、カロセロ研究所の虚偽情報の拡散に対し、法的措置を検討している」と公式声明を発表した。
また、「当社はかつて所属していた故キム・セロンさんの訃報を受け、深い悲しみに暮れています。しかし、カロセロ研究所が拡散しているデマは、彼女が生前苦しんでいた“ネット上の誹謗中傷”と同じ行為です」と強調。
「自身の利益のために、当社だけでなく故人の名誉を傷つける行為に対し、厳正に対応していく所存です。これ以上、事実無根の噂が広がらないよう、ご協力をお願い申し上げます」と付け加えた。
本件について、キム・スヒョン本人は沈黙を守っている。しかし、4月には主演ドラマ『ノックオフ』の配信が控えており、韓国ではドラマの公開前に制作発表会が行われるのが通例のため、そこで何らかのコメントを発表するのか、あるいは事務所がそれ以前に対応を取るのかが注目されている。
また、キム・スヒョンの広告契約にも影響が及ぶ可能性が指摘されている。11日には、彼がイメージキャラクターを務めるコスメブランド「Dinto」が、今後の予定を保留すると発表。今後、騒動がさらに拡大する可能性もある。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
■【写真】キム・セロンさん、亡くなった日はキム・スヒョンの誕生日…生前の密着写真
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