K-POPガールズグループNewJeans(NJZ)の私設ファンクラブが、韓国の音楽5団体による記者会見を控え、「偏向的な世論戦」に警鐘を鳴らしている。
NewJeansの私設ファンクラブ「Team Bunnies」は2月27日、韓国の音楽5団体(韓国マネジメント連合、韓国芸能制作者協会、韓国音楽レーベル産業協会、韓国レコード産業協会、韓国音楽コンテンツ協会)に対する声明文を発表。
「韓国マネジメント連合などの5団体は、『K-POP産業の健全な発展のための公益的目的』として“声明”を発表すると伝えたが、その内容は事務所の立場だけを代弁しており、正確な事実関係に対する把握もなく、特定の事件をタンパリングの事例として挙げている」とし、次のように指摘した。
「彼らが本当にK-POP産業全体の公益的目的のためだったとすれば、確定していない事実を基に一方的な主張をする特定の事務所の立場だけを代弁した声明文を性急に発表することではなく、すべての主体の声に耳を傾け、現状を仲裁しようと努力すべきだった」
さらに、「K-POP産業の成長は、単に事務所と投資資本だけで成し遂げたものではない。自身の人生をかけて未成年の時期からすべての努力を注ぎ込んだアーティストたちと、高い労働強度で夜を徹して音楽とステージ、コンテンツを作り出す制作者と創作者たちがいる」とし、「そして、いかなる金銭的な補償や利害関係がないにもかかわらず、ひたすら応援と激励の気持ちで単なる消費者の役割を越え、アーティストと創作者が作り出した作品を全世界に知らせるK-POPの成長の原動力であるファンダムがある。しかし、最近の5団体はK-POP産業の本質を忘れたまま、特定の利益集団に偏った動きを見せている」と主張した。
また、「27日に記者会見をするということこそ、特定の事務所のための“代理世論戦”をしている」という主張も展開。5団体は本日(2月27日)、「K-POPの危機、このまま大丈夫か? 約2200のレコード制作会社の提言/ “レコード制作会社がいなければK-POPもない!”」と題した記者会見を実施するが、これに対する批判を伝えた。
Team Bunniesは最後に、「韓国マネジメント連合などの5団体は、K-POP産業の健全で持続可能な発展を真に悩むならば、まだ裁判所の決定も出ていない特定の事件に対してHYBEとADORの肩を持ち、代理世論戦に介入する前に、K-POP産業の慢性的な問題、事務所のパワハラと横暴、芸能メディアとの結託を通じた芸能人への人身攻撃から自浄し、是正することを願う」と強調していた。
◇NewJeans(NJZ)プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートイン。所属事務所ADORとの紛争のなか、2025年2月7日にグループ名を「NJZ」に変更すると発表した。
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