ボーイズグループBTSのメンバー、Vが冬の新曲でビルボードメインソングチャート「ホット100」に登場した。
現在兵役中のVは年末に冬ソングを2曲もリリースした。彼はこれまで『Snow Flower（feat. Peakboy）』、ドラマ『その年、私たちは』のOST『Christmas Tree』、歌手UMIとの『wherever u r（ft. V of BTS）』など、毎年冬に楽曲をリリースし“ウィンターボーイ”となった。
12月10日、米ビルボードが公式SNSに投稿したチャート予告によると、Vと歌手パク・ヒョシンのデュエット曲『Winter Ahead（with PARK HYO SHIN）』が「ホット100」99位を記録した。同チャートにクリスマスキャロルが多数登場する時期に出た成果であるため、さらに意味深い。
また、これはVのソロ曲で5度目の「ホット100」チャートインとなる。去る2021年にリリースされた『Christmas Tree』（79位）を皮切りに、1stソロミニアルバム『Layover』のタイトル曲『Slow Dancing』（51位）、収録曲『Love Me Again』（96位）、今年3月にリリースされたデジタルシングル『FRI（END）S』（65位）が同チャートに入った。
11月29日にリリースされた『Winter Ahead（with PARK HYO SHIN）』は、ジャズを愛するVの好みが反映された楽曲だ。サクソフォーンやトランペット、幻想的な雰囲気を加えるプリペアドピアノ（内部にさまざまな物体を入れて音を変えたピアノ）の演奏が温かい雰囲気を醸し出す。
同曲にはアメリカのジャズ歌手ノラ・ジョーンズの名曲『Don't know why』を作詞したジェシー・ハリスが制作に参加した。Vとパク・ヒョシンの優しい声、ロマンチックな歌詞がリスナーをときめかせている。
そして、12月6日にリリースされたVと歌手ビング・クロスビーのクリスマスキャロル『White Christmas（with V of BTS）』に対する海外メディアの好評が殺到している。彼らは伝説のポップスター、ビング・クロスビーと完璧なコラボを披露したVの音楽的才能に感嘆しながら、世代を超えて生まれ変わったデュエット曲の価値に焦点を当てた。
ビルボードはVが継続的にビング・クロスビーへの尊敬と愛情を表現してきたことに言及し、「Vは自分のヒーローだった人とデュエットパートナーになった。世代と時間を超越した『White Christmas（with V of BTS）』で彼らの声が素敵な調和を成した」と明らかにした。
アメリカの音楽専門メディア『Consequence of Sound』も2人の幻想的なコラボに注目し、「Vが歌唱を始めると、すぐに伝説的なビング・クロスビーの馴染み深い声が加わる。2人の温かいハーモニーがクラシックで居心地の良い演奏のうえで調和している」と綴った。続けて、「この曲は心を楽にしてくれるホリデープレゼントだ」と評価した。
イギリスの有力紙『ガーディアン』はイギリスのオフィシャルチャートでクリスマスキャロルの競争が激しくなっているとしながらも、「Vはパク・ヒョシンとのデュエット曲『Winter Ahead（with PARK HYO SHIN）』、ビング・クロスビーとのデュエット曲まで、2つのホリデーヒット曲を出す可能性がある」と分析した。
なお、Vの冬ソング『Winter Ahead（with PARK HYO SHIN）』『White Christmas（with V of BTS）』は各種音楽ストリーミングサイトで聴くことができる。
◇V プロフィール
1995年12月30日生まれ。韓国・大邱広域市出身。本名キム・テヒョン。身長179cm。2013年にBTSのメンバーとしてデビューし、グループ内ではサブボーカルを務める。“美少年”と呼ぶに相応しいビジュアルとのギャップを感じさせる低音ボイスが特徴で、ボーカルラインの中でも主に中低音パートを担当している。優れたビジュアルが世界的に評価されており、映画情報サイト『TC Candler』が発表する「世界で最もハンサムな顔100人」の上位にたびたびランクインしている。兵役のため2023年12月11日に入隊し、除隊は2025年6月10日を予定している。
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