歌手ジェシーの“ファン暴行傍観事件”に関する波紋が広がっている。
過去には豊胸も公表するなど、堂々とした立ち振る舞いで人気を集めたジェシー。彼女は最近、自身の同行者がファンを暴行している傍観していたとして小さくない批判を浴びている。
ジェシーの事件は10月11日放送の時事調査番組『事件班長』(JTBC)で広く知らされることとなった。放送内容によると、ジェシーは9月29日未明にソウル狎鴎亭(アプクジョン)で未成年者のファンに写真をお願いされた際、断ったという。
ただこれだけでは終わらず、ジェシーの同行者がファンを暴行したというのだ。
被害者でありファンの通報によって出動した警察は、現場近くで飲酒していたジェシー一行を発見したが、暴力を振るった男性はすでにいなかった。ジェシー、音楽プロデューサー、ら計4人が暴行などの疑いで告訴されている。
その後、ジェシーは直ちに謝罪文をSNSに投稿。16日には事件に関してソウル江南(カンナム)警察署に出席し、取り調べを受け「殴った人を早く見つけてほしい。加害者は事件当日に初めて見た」と話したそうだが、疑惑は雪だるま式に膨らんでいる。
特に、ジェシーや関係者がギャング団だという噂が広がったのだ。ジェシー側の弁護人は「(音楽プロデューサーの)コアラはジェシーと何度か共同で楽曲を制作しており、ジェシーはギャングと関連がない。コアラがギャング団だということも全く知らない」と釈明した。
そして現在、今回はファン氏を暴行した加害者に対する疑惑が膨らんでいる。ネット上では、加害者が自身のSNSアカウントで大規模犯罪組織「三合会所属」と自己紹介し、三合会と推定される人々と写真を撮ったという点、三合会を紹介するユーチューブ映像のサムネイルに写っていた点を挙げているなどの証拠が列挙されている状況だ。
今回の事件に関して弁護士のソン・スホ氏は、18日に放送されたCBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』で自身の分析を伝えた。「まず、(加害者について)実際にジェシーも知らないし、コアラプロデューサーも知らないかもしれない。そのためファンに身元を伝えたいが、教えることができず、警察の捜査を助けたくても助けられない状況かもしれない。2番目は有名歌手のジェシーが一緒にいたので、ただ無条件に隠そうとした。3番目は加害者を知っているが、明らかに困難な状況」という可能性を提示した。
続いて、「どんな理由なのかは分からないが、加害者が誰なのかを露出するとジェシーにとって非常に困難な状況になるのではないかという推測ができる。そのため、世論の非難を甘受しながらでも今現在は隠しているのではないか、こういう想像もできる。だが、まだ正確には分からないが、この3番目の可能性が有力と思われる手がかりが出てきている」として、監視カメラに写っていた加害男性の顔、輪郭、体型、入れ墨について言及した。
そして、「情報提供された写真に写っている人物が、加害者と非常に似ている。写真に写っている女性も暴行事件現場にいた一行の一人だ。事件当時、ジェシーと一緒にいた男性と女性が一緒に撮った写真があれば、関連性があるのではないかという可能性も提起できる。そして、その日初めて会った人ではないかもしれない。このような可能性も十分に提起できる」として、「(加害者)自身を“トライアド(三合会)オブ台湾”、このように紹介したが、この分野はホラ吹きも多く、イタズラも多い。そのため、そっくりそのまま信じることは難しいが、実際に三合会所属である可能性、またはそのように掲げるほど暴力的な状況、暴力的な仕事をしている人である可能性も排除することはできない」と分析した。
(記事提供=OSEN)
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