韓国で未婚の母となり、2歳の娘を育てている外国籍女性が生活苦について語った。
9月18日に韓国で放送される人気番組『大人たちは知らない高校生ママパパ5』（原題、MBN）第14回には、外国籍のシングルマザー、アノンさんが出演する。彼女は、「韓国に留学に来たがシングルマザーになり、私のビザ問題と娘の国籍問題で困難に陥っている」と告白し、助けを求める。
まず、再演ドラマを通じて「韓国に留学したら変な組織に監禁されて、暴行を受けたのはもちろん妊娠まですることになった。そうするうちに臨月の状況で辛うじて脱出し、未婚の母向けの施設で子供を産んだ」と衝撃の話を伝える。
その後、アノンさんは2歳の娘との日常を公開。子供が風邪気味のため病院を訪ねるが、高額な診療費に戦々恐々とする姿を見せる。「娘の父親は韓国人で韓国で生まれたが、娘の国籍は韓国ではない」と説明し、保険適用を受けられずにいると吐露する。続いて「私は留学ビザで入国したので韓国で就職できない。それで実家の両親が留学費として送ってくれたお金を集めて、やっと持ちこたえている。だが、保育園の費用を除けば現在の通帳残高は4万ウォン（約4300円）だけ」とし、途方に暮れるのだった。
皆の心配が注がれるなか、アノンさんの実家の母親からメールが届いた。これを確認したアノンさんは、「実家の母親が私の誕生日だからと小遣いを送ってくれた」として、7万1500ウォン（約7600円）の送金履歴を見せた。
これにアノンさんは、「私たちの国では、最も多い月給が30万ウォン（約3万2000円）程度だ。韓国とは大きな差はあるが、これまで実家から学費に加えてほしいと月10万ウォン（約1万円）ずつを送ってくれた」と泣き出し、未婚の母となってしまった状況を知らない両親への申し訳なさを仄めかす。これを聞いたMCのイン・ギョジンも、「（現地平均）月給の1／3を送ってくれるんだね」と呟き、深いため息をつくのだった。
しばらくして、アノンさんは「ここ（韓国）でお金を稼がなければ娘と暮らすことができない」として、自身のビザの状況を正確に知るために出入国管理事務所に問い合わせの電話をかける。続いて「現在、難民申請をしている。合法的にビザを取得して働く方法があるのか？」と尋ねたが、「就職が不可能であることが確認される」という返事が戻ってきて茫然自失。ところが、しばらくして逆転の出来事が起き、MCのパク・ミソンは「“捨てる神あれば拾う神あり”というのは、こういう時に使う言葉だ」として喜ぶ。
果たしてアノンさんはビザと娘の国籍問題を解決し、深刻な生活苦から抜け出すことができるのか。「韓国で娘と幸せに暮らしたい」というアノンさんの願いが実現できるかは、本日（18日）22時20分からの本放送で明らかになる。
（記事提供＝OSEN）
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