BTS・JINが出演したバラエティ番組が高視聴率を記録し、視聴者を虜にした。
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8月20日、韓国の視聴率調査機関ニールセンコリアによると、8月19日に放送されたMBCのバラエティ番組『ゆっくり休めたら幸いだ』（原題）は全国世帯基準で視聴率6.4％を記録し、自己最高視聴率を更新した。
これは全チャンネルの同時時間帯バラエティ番組1位に当たる数字で、月曜のバラエティ番組全体でも1位に該当する記録だ。20～49歳の視聴率も月曜日のバラエティ番組でトップとなった。
この日、舞台となった無人島にはワールドスターのBTS・JINとB1A4・サンドゥルが働き手として訪ねてきて、アン・ジョンファンやキム・ナミルと呼吸を合わせた。
イ・ヨンボクと彼の息子のイ・ホンウン父子がシェフとして乗り出し、スタジオにはBoomとキム・デホ、そして自称「JINの親友」であるパク・ミョンスが駆け付け、無人島での奮闘を見ながら話を交わした。
除隊後、初めての地上波バラエティに『ゆっくり休めたら幸いだ』を選択したJINは、無人島に入ってくる船から自身のソロ曲『Super Tuna』級の大きな魚を捕まえるとワクワクしていた。
島に入るや否やイ・ヨンボクとうれしそうに挨拶を交わすJIN、アン・ジョンファンは「カバンを開けて仕事をしなさい」と言って気を引き締めさせた。さらに除隊して一日だけ休んだというJINに、アン・ジョンファンは「休んだわけでもないだけに仕事をすることになるだろう」と厳しい一日になることを予告した。
JINとサンドゥルの最初の任務は、ウナギの仕掛けにエサを入れること。初めて扱うエサの匂いに、JINもサンドゥルも苦労した。「エサを触った手で鼻を触ると匂いが二日間も続く」というアン・ジョンファンの警告にもかかわらず、JINはじゃんけんで負けた人にエサの匂いを付けるゲームを提案した。
アン・ジョンファン、キム・ナミル、JIN、サンドゥルがじゃんけんをした結果、JINが最後にキム・ナミルに裏切られ、罰ゲームの主役になった。苛酷なバラエティ番組の洗礼を受けるJINの姿に、皆が大笑いした。
ウナギの仕掛けを設置する過程も過酷であった。Boomが船に乗って設置した遠くの仕掛けスポットまで、自ら漕いでいかなければならなかったからだ。JINは「番組のタイトルにだまされた」と疲れを見せ、ついにはオールを漕いでいるうちにアン・ジョンファンに水をかけたりもした。水をかけられたアン・ジョンファンは、JINに幼稚な復讐をして笑いを誘った。
苦労して仕掛けスポットに行ってきたにもかかわらず、これといった収穫はなかった。労働後、疲れた作業員たちのために、イ・ヨンボクはあらかじめ干しておいたワカメなどを使って冷やしちゃんぽんと天ぷらを軽食として用意した。
その間、JINとサンドゥルは新しい任務である靴箱作りに取り掛かった。この時、アン・ジョンファンが釘打ちで手間取っているJINを見て一言言うと、JINは釈明と共に「何も知らないくせに」と反発。これに対して何も言えずに途方に暮れるアン・ジョンファンを見て、これまでいじめられてきた作業員たちは、痛快な気持ちになった。
続いてJINは、アン・ジョンファンから称賛を引き出し、拍手まで受けるという新しいタイプのトレーニング技術を披露した。これを見ていたキム・ナミルが「私にしていたのと同じようにしないと」と嫉妬すると、アン・ジョンファンは「見てても可愛いから、そんなことできないよ」とスウィートな一面を見せた。
その後、アン・ジョンファンが自らワカメの耳の天ぷらをJINに食べさせる姿は、まるで親鳥と雛のようで、心温まる雰囲気を醸し出した。
しっかりと軽食を取った後、一行は様々な海産物を捕まえるために遠征に出た。船に乗って大きな魚を釣る期待に胸を膨らませたJINは、アン・ジョンファンに甘えるように寄りかかり、兄たちの顔に微笑みを誘った。アン・ジョンファンは「俺に寄りかかるのは妻とお前だけだ」と言い、JINは「それさえも光栄だ」と返した。
未知のスポットに到着すると、すぐに海中探索が始まった。経験豊富なキム・ナミルとサンドゥルは次々と海産物を手に入れたが、JINだけは何も取れなかった。さらには魚を見つけたものの、怖くて逃してしまうシーンもあった。
そんなJINを気にかけたアン・ジョンファンは、膝をついて1対1の指導を始めた。「紫色に見えたらそれがアワビだ」というアン・ジョンファンの講義を受けたJINは、海中探索に完全に没頭した。まるで映画のワンシーンのように集中して海に潜り、驚くべき執念でついにアワビを捕まえ、皆の拍手を浴びた。
「重要なお客様が来る」とアン・ジョンファンが言うと、イ・ヨンボクは得意料理の青椒肉絲（チンジャオロース）と花捲（ホアジュアン）を準備した。重要なゲストの正体は、漁村の村長やタコ漁の船長、そして島の元住民夫婦で、無人島の運営をあらゆる面で助けてくれた人々だった。
ゲストが持ってきたヒラメやイシダイのおかげで、イ・ヨンボクは「魚の蒸し物」までメニューに追加し、最高級の晩餐を作り上げた。
JINもまた、重要なゲストのために動いた。彼は普段から自分が楽しんでいる「ムルフェ（刺身と冷たいスープ）」を振る舞おうとした。新鮮な天然海産物を丁寧に切るJINの見事な包丁さばきに、皆の視線が集まった。彼はイ・ヨンボクシェフの指導の下、初めて扱うナマコもさっと処理し、さらにアワビの内臓を使った「アワビキムパプ（海苔巻き）」を隠しメニューとして作り上げた。
イ・ヨンボクとJINの料理を味わったゲストたちは、食べながら絶賛の声を上げた。特にJINのキムパプとムルフェを食べたゲストの一人は「美味しくて涙が出そうだ」と言い、目を潤ませた。JINの料理はイ・ヨンボクシェフからも絶賛され、彼は「一緒に商売しよう」と提案して最高の賞賛を送った。
全世界を魅了した5つ星の魅力で、0.5つ星の無人島さえも虜にしたJIN。靴箱作りからオール漕ぎ、海中探索、そして料理まで、すべてを完璧にこなした万能なJINの活躍に、視聴者も引き込まれる時間だった。
なお放送の終わりに公開された予告編では、アン・ジョンファンの重大発表により、新たな冒険に出るキム・ナミル、JIN、サンドゥル、イ・ヨンボク、イ・ホンウンの姿が描かれ、視聴者の好奇心を刺激した。
『ゆっくり休めたら幸いだ』は韓国MBCで毎週月曜日の21時に放送される。
◇JIN プロフィール
1992年12月4日生まれ。本名キム・ソクジン。BTSの最年長メンバーで、グループ内ではボーカルを担当している。高校生の頃にドラマ『善徳女王』を見て俳優キム・ナムギルの演技に感動し、一時は役者を目指していた。通学途中にスカウトされたことでBig Hitエンターテインメントの練習生となるが、実は中学時代に一度韓国屈指の有名事務所SMエンターテインメントにスカウトされている。一次審査合格の通知が届いたが、詐欺だと思って断ったというエピソードはファンの間でも有名。兵役のため2022年12月13日に入隊。陸軍第5歩兵師団の新兵教育隊助教として軍生活を送り、2024年6月12日に除隊した。
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