リュ・ヒョンジンが初のライブピッチング終える「2球を除き満足」【現地取材】

「2球を除き満足だった」

春季キャンプで初のライブピッチングを終えた、トロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジン(32)が下した評価だ。

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リュ・ヒョンジンは、2月20日(日本時間)にチームの同僚を相手にするライブピッチングに臨んだ。

先にブルペンで25球を投げてマウンドに上がったリュ・ヒョンジンは、ウラジーミル・ゲレロJr.やテオスカー・エルナンデス、ランドル・グリチェク、ミゲル・テハダらを相手にした。

ファストボールに加え、カットファストボールやチェンジアップ、カーブなど変化球もチェックした。

リュ・ヒョンジン

エルナンデスとテハダに1回ずつ大きく打球を飛ばされはしたが、それ以外は難なく処理して見せた。バッターたちも打撃よりもリュ・ヒョンジンの精密な制球力を観察していた。

リュ・ヒョンジンはホームプレートの隅々を活用し、球威を確かめた。バッティング・ケージの後ろでは、チャーリー・モントーヨ監督とピーター・ウォーカー投手コーチが彼の投球を注意深く見守っていた。

「同僚を相手にするのは負担だが…」

ライブピッチングを終えて取材に応えたリュ・ヒョンジンは、「計画通りに上手くいったと思う。(60球程度を投げ)投球数も前回よりも多かった」と話した。

また、「ブルペンでは肩慣らしで25球を投げ、マウンドでも25球投げた。ブルペンではさらに10球程度投げた。球種の比率はわからないが、捕手のサイン通りに投球した。最初20球を投げたが少し足りなかったようで、もう5球追加し同じ打者を相手した」と明かした。

取材に応じるリュ・ヒョンジン(写真中央)

この日、初めて同僚の打者を相手にボールを投げた。このことに、リュ・ヒョンジンは次のような心境を明かした。

「同じチームの選手が打席にいるのは負担だ。万が一にも合わされてはならないと気を付けた。だが、ライブピッチングで打者に合わせられることはそこまで重要ではない。長打を飛ばされたのはすべてカットファストボールだったが、身体にも負担を感じていた。2球を除いては全体的に満足だった」

ブルージェイズの先発1番手という重責を担うリュ・ヒョンジン。練習試合での登板は未定となっている。先発争いを繰り広げる選手たちが登板した後、リュ・ヒョンジンの登板機会が訪れるだろう。

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