サッカー韓国女子代表が、アメリカ女子代表相手に2戦連続で大敗を喫した。
コリン・ベル監督率いる韓国は6月5日、米ミネソタのアリアンツ・フィールドで行われたアメリカとの親善試合第2戦で0-3と敗れた。
今月2日の第1戦でも0-4で敗れた韓国は、2試合で合計7失点を記録した一方、たった1ゴールも決められない残念な結果に終わった。
5-4-1の守備的なフォーメーションで第2戦に臨んだ韓国は、試合序盤から活発にプレーでアメリカと対等に戦った。MFチ・ソヨン(33、シアトル・レインFC)が司令塔としてゲームをコントロールし、FWケイシー・ユジン・フェア(16、エンジェルシティFC)とFWイ・グムミン(30、ブライトンWFC)が攻撃をけん引した。
しかし、韓国は前半13分で失点。サイドからMFジェナ・ナイスウォンガー(23、NJ/NYゴッサムFC)が上げたクロスを守備陣が処理できず、その間にペナルティエリア内に素早く侵入したMFクリスタル・ダン(31、ポートランド・ソーンズFC)がゴールネットを揺らした。
先制を許した韓国だが、失点以降は再びアメリカの攻勢を阻止し続けた。前半29分にはチ・ソヨンが鋭いフリーキックを放つも、相手GKの好セーブに阻まれた。
そのまま1点ビハインドで後半に突入した韓国は、アメリカに主導権を握られるなか、後半21分にケイシーを下げてFWムン・ミラ(32、水原FCウィメン)を投入。最前線に変化を加えたことで攻撃が再活性化し、直後には数回にわたり決定機も演出した。
だが、力不足だった。韓国は後半22分、FWソフィア・スミス(22、ポートランド・ソーンズFC)に追加点を許すと、同37分には、MFリリー・ヨハネス(16)にダメ押しのゴールを奪われ、虚しく崩れた。
結局、韓国は反撃のゴールを1点も決められないまま、アメリカに完敗を喫した。
なお、アメリカは今夏のパリ五輪に出場予定だが、韓国はアジア2次予選で敗退したため出場を逃している。韓国女子サッカーはこれまで一度も五輪に出場したことがない。
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