韓国代表監督を解任されたクリンスマン、“内紛騒動”ぶり返す「若手が無礼発言…指を脱臼させた」

厚かましさの極致だ。

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韓国代表監督を解任されたユルゲン・クリンスマン氏が、アジアカップ大会期間に発生した韓国代表の内紛騒動について言及した。

クリンスマン氏は4月22日(現地時間)、オーストリアのテレビ局『Servus TV』のトークショーに出演し、「パリでプレーする若い選手(イ・ガンイン)がトッテナムの主将であるベテラン選手(ソン・フンミン)に無礼な発言をした」とし、「それを根に持っていたせいか、2人が喧嘩をした。若い選手がソン・フンミンの指を脱臼させた」と伝えた。

実際、韓国代表はアジアカップ準決勝でヨルダン代表に敗戦した後、チーム内で内紛があった事実が外部に広がった。

とあるイギリスメディアがFWソン・フンミン(31)の指脱臼の事実を伝え、MFイ・ガンイン(23)と争いがあったと報じたためだ。

「傍観者」と呼ばれたクリンスマン

クリンスマン氏は放送で、「数人が間に入り、止めたことで事態は収まった。翌日も対話はしたが、皆衝撃を受けたせいか正常な精神ではなかった。その瞬間、これ以上“ともに”というのではないと感じた」と付け加えた。

自身がチームを率いてアジアカップ準決勝まで進出した結果について、「過去15年間で韓国がアジアカップで収めた最高の結果だ」と自評までしたクリンスマン氏は、「韓国の文化では、誰かが責任を負わなければならなかった」と発言。

「選手たちは次の大会に臨まなければならなかったので、コーチの番だった」と、自身が解任された理由について説明した。

クリンスマン氏は「2年間で韓国語を学び、制限的ではあるが単語を読むことができた。しかし、選手たちの間で何が起こっているのかを知ることはできなかった」とし、「韓国文化においては、間違っていても年上の方が常に正しいということを学んだ」と話していた。

ユルゲン・クリンスマン監督
(写真提供=韓国サッカー協会)ユルゲン・クリンスマン氏

もっとも、理解できない発言だ。

クリンスマン氏は韓国代表監督を務めた期間、頻繁な海外滞在や戦術不足、不十分なマネジメント力で「傍観者」という批判を常に受けてきた。

アジアカップ準決勝敗退後、2月16日に韓国代表監督を解任されたクリンスマン氏は現在、アメリカの『ESPN』でパネルとして活動しているという。

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