今回は、日本を訪問してすぐ台湾に向かう日程はなさそうだ。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は4月18日(日本時間)、今年11月に開催する第3回プレミア12の組み分けを発表した。
韓国は日本、台湾、キューバ、ドミニカ共和国、オーストラリアと同じグループBに入った。
グループBの試合はほとんど台湾で行われるが、1試合だけ違う。開幕戦のみ、日本で行われる。
来る11月13日、バンテリンドームナゴヤで日本対オーストラリアの開幕戦が行われる。
残りの試合は、11月14~18日に台湾の台北ドームと天母棒球場で行われる。WBSCは「詳細日程は追って発表する」と発表した。
今回の発表を受けて思い浮かんだのが、2015年の初代大会だ。
当時、韓国は札幌で日本との開幕戦を戦い、すぐ台湾に移動したことがある。
韓国側は日程に不満を持っていたが、仕方なかった。
とある人物は「スポンサーの力」と言っていた。多数の日本企業がスポンサーとして乗り出したためだ。
奇妙な日程ではあったが、韓国は動揺せずに初代優勝国へ上り詰めた。
当時、まだ21歳の大谷翔平を前面に押し出した日本が優勝を狙っていた。「既定事実」と見て“MVP”大谷に合わせて準備までした。
しかし、準決勝で韓国が日本相手に大逆転ドラマを描き、決勝に進出した。そして、決勝ではアメリカを破り頂点に立った。MVPはキム・ヒョンスだった。
2019年の第2回大会は準優勝に終わった。
この時は韓国も開催国で、高尺(コチョク)スカイドームは試合でも使用された。当然、海外で予選は行わなかった。「おかしな日程」もなかった。
当時はスーパーラウンドで台湾に0-7で敗れる“千葉ショック”を経験するなど、厳しい日程を消化した。
それでも最後まで勝ち進み、決勝では日本に3-5で敗れた。初回に3点を入れたが、さらなる追加点はなく逆転を許した。
そんなプレミア12が5年ぶりに再開される。
プレミア12はWBSC男子野球世界ランキング1位から12位まで参加する大会だ。
韓国は同ランキングで現在4位。グループBでは日本が1位、台湾が5位、キューバが8位、ドミニカ共和国が9位、オーストラリアが11位と続いている。
一方、グループAにはメキシコ(2位)、アメリカ(3位)、ベネズエラ(6位)、オランダ(7位)、パナマ(10位)、プエルトリコ(12位)が同居している。
A組とB組の1~2位チームはスーパーラウンドに進み、日本の東京ドームに向かう。
スーパーラウンドは11月21日から23日に行われる。3位決定戦と決勝は11月24日で、場所はやはり東京ドームだ。
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