大谷翔平(29)にもチャンスがある。韓国最大の自動車メーカー・現代(ヒョンデ)自動車が、史上初のMLB韓国開幕戦で本塁打を打った選手に自社製品をプレゼントする。
現代自動車では、3月17日のエキシビジョンゲームからスタートした「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ2024」の後援を務めている。
ソウルの高尺(コチョク)スカイドームで行われている同シリーズでは、20~21日の2日間にかけて、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの2024年シーズンMLB開幕2連戦を実施する。
ソウルシリーズは、アジア人内野手として史上初めてゴールドグラブ賞を受賞したパドレスのキム・ハソン(28)の初来韓試合だ。さらには、MLB史上初めて2度の満場一致MVP受賞者である大谷のドジャース移籍後初公式戦として、全世界から大きく注目されている。
現代自動車はソウルシリーズの期間、運営車両としてEVバス「UNIVERSE FCEV」6台をはじめ、電気自動車の「IONIQ 5」「IONIQ 6」各3台、SUVの「G80」「GV80」各1台、大型ミニバン「STARIA」4台の、計18台の車両を提供している。
現代自動車が支援するEVバス「UNIVERSE FCEV」は、MLB初のEV自動車運営車両として大きな意味を持つ。同車両は選手の移動に利用され、そのほかの乗用車はマネージャー及びスタッフ等の移動に使用される。
現代自動車では、20日と21日に行われるMLB開幕戦第1~2戦で、最初に本塁打を打った選手に電気自動車「IONIQ 5」をプレゼントする。
また、ソウルシリーズ期間には高尺スカイドームの屋外に、ソウルシリーズのために特別制作した「IONIQ 5」のアートカーを展示する。
同アートカーは、ドジャースとパドレスのロゴとチームカラーを活用して制作された。
このほかにも、現代自動車は2月28日から3月11日にかけて、韓国国内のドライビングラウンジ27カ所でソウルシリーズを記念し、現代自動車の優秀なEV競争力を知らせるため、「IONIQ 5」「IONIQ 6」「KONA EV」など、現代自動車の電気自動車を試乗した顧客に抽選でソウルシリーズの試合チケットとMLBグッズを提供した。
現代自動車の関係者は、「韓国初の固有モデルであるPONYを開発し、世界で初めて電気自動車を量産するなど、モビリティの新たな歴史を書くために努力している現代自動車が、韓国初のMLB公式戦という野球の新しい歴史をともにできて嬉しい」とし、「MLB初の電気自動車を公式運営車両として提供するように、今後も韓国を代表するブランドであり、モビリティ業界のファーストムーバーとして、さまざまな挑戦を続けていく」と明らかにした。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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