「試合以外のことで自分に話せることはない」
かつてアルビレックス新潟でもプレーした韓国代表DFキム・ジンス(31、全北現代モータース)は、2月14日に全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われた浦項(ポハン)スティーラーズとのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第1戦の試合後、韓国国内で物議を醸す代表チームの“内紛騒動”について明確な言及を避けた。
14日は一日中、韓国代表の内紛騒動、不仲騒動の話題が国内を飛び交った。
キャプテンのFWソン・フンミン(31、トッテナム)とMFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)が、アジアカップの大会期間中に口論を繰り広げたというのだ。それもヨルダン代表との準決勝を前日に控えた時点だった。
その後、ソン・フンミン含む年上の選手たちがユルゲン・クリンスマン監督の下を訪ね、ヨルダン戦でイ・ガンインをメンバーから除外してほしいと要請していたともされているという。騒動の話題が浮上した後、イ・ガンインは自身のSNSを通じて直ちに謝罪文を発表していた。
キム・ジンスもアジアカップの一員だった。負傷の影響で出場機会は途中出場の1試合のみにとどまったが、彼はソン・フンミンと同じ1992年生まれで親友関係でも知られている。
浦項戦の試合後、ミックスゾーンで報道陣の取材に応じたキム・ジンスは、内紛騒動に関する質問に言葉を慎んだ。
「記事を通じて関連の内容を見た」というキム・ジンスは、「試合以外のことで自分に話せることはない。浦項戦については十分に話ができる」と述べた。
そのうえで、「どの選手に聞いたとしても、実際に言えることはない」とし、「韓国サッカー協会に聞いてみなければならないと思う。協会が認めたと言った話を、自分も記事を通じて見た。協会に聞いてみるのが正しいと思う」と明言を避けた。
ほかのアジアカップメンバーでは、MFパク・ジンソプ(28)も「良い気分ではない。優勝しに行ったのに、その目標に到達できなかったのは残念だ。優勝トロフィーを持ち帰ることができず悔しい思いがある」と、騒動に関する質問には答えなかった。
蔚山(ウルサン)HD FCから移籍して浦項戦で全北現代(チョンブク・ヒョンデ)デビュー戦を飾ったDFキム・テファン(34)は、試合終了間際に負傷交代したこともあり、治療による病院への移動のためミックスゾーンは取材に応じず通過した。
また、MFムン・ソンミン(31)はアジアカップ期間のハムストリング負傷の影響でメンバー外だった。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.
前へ
次へ