韓国プロ野球のKIAタイガースは2月13日、第11代監督にイ・ボムホ(42)1軍打撃コーチを選任したと発表した。
契約期間は2年で、契約金3億ウォン(約3000万円)、年俸3億ウォンなど、計9億ウォン(約9000万円)で契約を締結したという。
イ・ボムホは2000年にハンファ・イーグルスでプロキャリアをスタートさせ、2010年には福岡ソフトバンクホークスでもプレーし、2011年にKIAタイガースへと移籍。韓国では通算打率0.271、1727安打、329本塁打、1127打点を記録している。特に、歴代最多満塁ホームラン数(17本)で、ここぞという場面で真価を発揮してきた。
2019年に現役生活を終えて以降は、ソフトバンクなどでコーチ研修を受け、2021年シーズンにKIAの2軍監督の座に就いた。
KIAはイ・ボムホ監督選任について、「2軍監督、1軍打撃コーチを経験するなど、チームに対する全般的な理解度が高い」とし、「選手たちをまとめられるリーダーシップと、卓越したコミュニケーション能力で今のチームの雰囲気を早く整えることができる最適任者と判断したため、選任することになった」と明らかにしている。
そしてイ・ボムホ監督自身は、「チームが難しい状況なので、突然監督を引き受けることになり心配にもなるが、重い責任感を持って着実にチームを構成していくようにする」として、「選手たちと遠慮なくコミュニケーションを取りながら、グラウンド内で思う存分自分たちの野球を展開できる舞台を作れる指導者になる」と意気込みを語った。
なお、KIAタイガースは今年に入って、キム・ジョングク監督が不正な金品授受で検察の捜査を受けていることが発覚。そのため、球団は1月28日、「捜査が行われる間、監督としての職務を正常に遂行できないと判断し、職務停止措置を下した」と明らかにした。
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