【現地レポ】韓国代表、ヨルダンに被シュート12本の大苦戦も0-0で前半終了 守護神が好セーブ連発

韓国代表がヨルダン代表に大苦戦を強いられた。

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韓国代表は2月7日(日本時間)、アフメド・ビン・アリ・スタジアムで行われているアジアカップ準決勝ヨルダン代表戦の前半を0-0で終えた。

この日、ユルゲン・クリンスマン監督はFWソン・フンミン(31、トッテナム)やFWファン・ヒチャン(27、ウォルヴァーハンプトン)、MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)など主力を順当に先発起用。

DFキム・ミンジェが累積警告で出場停止となった守備陣では、元FC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン(33、蔚山HD FC)、元サガン鳥栖、鹿島アントラーズのDFチョン・スンヒョン(29、蔚山HD FC)の元Jリーガーがセンターバックコンビを組んだ。

韓国代表
(写真提供=韓国サッカー協会)韓国代表

試合は序盤からヨルダンがボールを保持し、攻勢を強める展開。大観衆の地鳴りのような声援を背に、開始早々から敵陣に攻め込んでコーナーキックのチャンスを得ると、前半4分にはMFニザール・アル・ラシュダン(24)が初シュート。直後にはMFエサン・ハダッド(29)がミドルシュートで韓国ゴールを脅かした。

韓国は思うようにボールを敵陣まで運べず、15分経過時点で1本もシュートを打てず。19分にはチョン・スンヒョンの縦パスからソン・フンミンが抜け出し、ループシュートでゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定され得点は認められなかった。

それでも、23分には韓国にチャンス。ペナルティエリア内で左サイドバックのDFソル・ヨンウ(25、蔚山HD FC)が切り返しからクロス。相手DFのクリアが浮いたところをイ・ガンインが左足を振りぬいたが、シュートは枠の上を飛んだ。

ただ、その後も試合を主導権は握るのはヨルダン。25分にはFWヤザン・アル・ナイマト(24)、27分にはMFムサ・アル・ターマリ(26)がチャンスを迎えたが、得点にはつながらなかった。

すると、31分に韓国にビッグチャンス。ペナルティエリア右側に流れたMFファン・インボム(27、ツルヴェナ・ズヴェズダ)がクロスを上げ、MFイ・ジェソン(31、マインツ)がヘディングシュートを放ったが、ボールはポストに直撃。ヨルダンに押し込まれる展開で最大の決定機だったが、先制のチャンスを逃した。アディショナルタイム5分にはイ・ガンインにも決定機があったが、やはりシュートは枠を外れた。

前半だけでヨルダンに12本ものシュートを許しながら、GKチョ・ヒョヌ(32、蔚山HD FC)の好セーブもあり、辛うじて0-0で前半を折り返した韓国。後半に向け、クリンスマン監督がどのような采配を振るうかに注目したい。

(文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)

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