サッカー韓国代表率いるユルゲン・クリンスマン監督が、アジアカップへの意気込みを語った。
韓国サッカー協会(KFA)は12月28日、ソウル龍山区(ヨンサング)の映画館「龍山CGV」で、アジアカップに出場する韓国代表のメンバー26人を発表した。
クリンスマン監督は「とても楽しみで、待ち望んでいた。特別な気分だ。我々の目標ははっきりしている。選手たちの目から優勝への意志が感じられる。良い成績を収め、大きなプレゼントを差し上げることが我々の目標だ」と伝えた。
また、「韓国を代表して大会に臨む。良い成績を出し、優勝できるという信頼がある。自信に満ちている言葉ではなく、実際に良い能力を備えた選手たちがいるからこそ話せる。選手たちとともにすることができ、光栄で誇らしい。多くの応援をもらえれば、より力を得られるだろう。最後まで最善を尽くす」と述べた。
クリンスマン監督との一問一答は以下の通り。
◇
―キム・ジスを選出した背景は。
26人の登録できるというニュースが嬉しかった。3人増えたことで、次世代の韓国サッカーをけん引する選手にチャンスを与えることができると考えた。
キム・ジスは今後大きな役割を果たしてくれる選手だ。成長過程を見守り続けた。内部での議論を通じて選出した。
―就任以降、チームがどのように成長したと感じるか。
昨年行われたカタールW杯で韓国の試合をすべて見た。レベルの高い選手がいることを確認した。監督、指導者としてサポートし、成長する絵を描いた。
今年は多くの選手が成長した。特別な選手たちも現れた。イ・ガンインは特別な才能を持った選手であり、マジョルカからパリ・サンジェルマンへ移籍した。ファン・ヒチャンも明確に成長した。所属チームで良い活躍をしている。ソン・フンミンは世界最高の一人だ。ハリー・ケイン移籍後にキャプテンを務め、さらに成長した。代表チームでも続けてほしい。良い結果があるだろう。
―メンバー選考で最も悩んだポジションは。
監督としてメンバー決める際に役割を果たさなければならない。数字は決まっている。選びたくても選べない選手がいる。心が痛く、申し訳ない気持ちもある。
外部的な要素もあった。ファン・ウィジョの事件も終わっていない。中国にいるソン・ジュンホのニュースもまだ聞いていない。我々が決定できるものではない。サッカーのことだけを考えてメンバーを構成した。常に難しいものだ。
―ファン・ウィジョの直接的な代替選手は選ばなかったが。
26人で十分だ。ストライカーの人材はもっといる。チョ・ギュソン、オ・ヒョンギュが十分活躍できる。ソン・フンミンも左右中央でプレーできる。骨組みが重要だ。今は韓国サッカーが幸せな時期だ。世界最高のキム・ミンジェが守備陣にいる。イタリアで最優秀DFを受賞した。いなくてはならないリーダーだ。
経験豊富なMFも保有している。ファン・ヒチャンやイ・ガンインがいる。多くのメンバーがいる。残りの数週間でパズルを上手く合わせなければならない。
―欧州組の合流時期は。
海外組は1月3日にアブダビ現地で合流する。本陣は1月2日夕方に到着する。3日にチーム全体が集まるだろう。クラブとコミュニケーションを取り続けている。それが代表監督の役割だ。現在まで特異事項はない。
今最も重要なことは負傷なしで合流することだ。大きな大会ではタイミングが重要だ。選手たちが所属チームで良い結果を出している。良い感覚、エネルギーをもらっている。64年を待った。あまりにも長い時間だ。運も伴わなければならないようだ。
―日本に関する評価をするならば。
日本だけではなく、オーストラリア、イラン、カタール、ウズベキスタンなど良いチームが多い。決して簡単な相手ではない。日本は韓国のライバルだ。とても特別な試合になるだろう。ドイツ代表時代にオランダやイングランドと対戦したときも特別だった。待ち遠しく、楽しみでもある。日本と決勝で会えることを希望する。
大会参加国の試合は継続的にチェックしている。重要なのは自分たちだ。自分たちでしっかり準備をしなければならない。選手たちのコンディションだけ見れば、十分に優勝できる。特別な瞬間を作ることができるだろう。
―所属チームで長くプレーしなかったイ・キジェを選出した理由は。
イ・キジェは大変な時期を過ごした。所属チームでのことは我々には関与できない。ただ、今年招集するたびに代表で見せてくれた姿に足りない部分は常になかった。自身の役割を十分にこなした。誰よりもプロらしくプロの姿勢を見せる選手だ。
サイドバックの悩みは常にあった。アジアカップまではイ・キジェ、キム・ジンスとともにする。今は彼らが大きな大会を戦う資質を見せている。
―グループステージの相手国の分析はどの程度進めたのか。
グループステージの相手国の分析は続けている。スタッフが現地に行って試合もチェックした。十分に情報を収集した。現在もチェックしている。我々の始まりは良くなかった。後半期になればなるほど良い試合をした。望む姿、サッカーが出た。
しかし、これまでの試合は重要ではない。グループステージ3チームに関する宿題はある程度終えた。どんなチームなのか確認した。時間が残っているので、今後もチェックを続けて分析しようと思う。
―GK
1 キム・スンギュ(アル・シャバブ/サウジアラビア)
12 ソン・ボムグン(湘南ベルマーレ/日本)
21 チョ・ヒョヌ(蔚山HD FC)
―DF
4 キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
19 キム・ヨングォン(蔚山HD FC)
24 キム・ジュソン(FCソウル)
25 キム・ジス(ブレントフォード/イングランド)
3 キム・ジンス(全北現代モータース)
23 キム・テファン(蔚山HD FC)
22 ソル・ヨンウ(蔚山HD FC)
2 イ・キジェ(水原三星ブルーウィングス/2部)
15 チョン・スンヒョン(蔚山HD FC)
―MF
14 ムン・ソンミン(全北現代モータース)
5 パク・ヨンウ(アル・アイン/UAE)
16 パク・ジンソプ(全北現代モータース)
7 ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)
26 ヤン・ヒョンジュン(セルティック/スコットランド)
18 イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン/フランス)
13 イ・スンミン(光州FC)
10 イ・ジェソン(マインツ/ドイツ)
17 チョン・ウヨン(シュトゥットガルト/ドイツ)
8 ホン・ヒョンソク(KAAヘント/ベルギー)
6 ファン・インボム(ツルヴェナ・ズヴェズダ/セルビア)
11 ファン・ヒチャン(ウォルヴァーハンプトン/イングランド)
―FW
20 オ・ヒョンギュ(セルティック/スコットランド)
9 チョ・ギュソン(ミッティラン/デンマーク)
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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