ブルージェイズと契約したリュ・ヒョンジン…田中将大との“日韓エース対決”も

リュ・ヒョンジン(32)がトロント・ブルージェイズを選択した。ロサンゼルス・エンゼルス行きが有力視されていたが、4年8000万ドルでブルージェイズと契約した。

『ESPN』などの米メディアは12月23日(日本時間)、速報として「リュ・ヒョンジンがブルージェイズと4年8000万ドルで合意した。オプションもなく、オプトアウト条項もない純粋な保障額だ。メジャーリーグ全球団を相手に、トレード拒否権を行使することができる条件」と伝えた。

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事実上、最高の待遇で、ブルージェイズよりも良い条件を提示した球団がなかったと思われる。

リュ・ヒョンジンの所属会社A・SPECは、リュ・ヒョンジンの契約ニュースが伝えられた後、「選手の確認を受けていない状態だ。現在は韓国に滞在中だが、トロントに行って契約書に印鑑を押すなどの手続きが残っている。契約内容とプロセスは確認され次第、お伝えする」と話した。

すべての注目がエンゼルスに向かっていただけに、ブルージェイズを選択した背景に関心が集まっている。

リュ・ヒョンジン

ブルージェイズは今季、67勝95敗、勝率0.414、アメリカンリーグ東地区4位でシーズンを終えた。チームの再建中で、リュ・ヒョンジンはブルージェイズでエースとして活躍すると見られる。

日本の読売ジャイアンツからポスティングで入団した山口俊も、12月にブルージェイズと2年600万ドルで契約を結んでおり、ロサンゼルス・ドジャースで前田健太と繰り広げた“日韓競争”を今後も継続することになった。

何よりも、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大と先発対決を行う機会が多く、日本と韓国を代表するメジャーリーガー同士の対決も見どころとなる。日本で多くのファンを持つ筒香嘉智がいるタンパベイ・レイズとの対戦も、注目に値する。

メジャーリーグ球団のなかでも自由な雰囲気で知られるドジャースと異なり、アメリカンリーグ東地区所属の球団は、どちらかといえば保守的なチームの雰囲気を持っている。それでもブルージェイズは若い球団らしく非常に開放的で、適応に困難はないと思われる。

遠征試合を行くたびに出入国審査を通過しなければならない煩わしさもあるが、ブルージェイズは、元中日ドラゴンズのソン・ドンヨル前代表監督など、韓国人投手に長期間、関心を見せた球団でもある。

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