韓国の格闘家が記者会見中に“醤油テロ”に遭った。
11月22日、ソウル龍山区（ヨンサング）に位置する南山ソウルタワー4階のギャラリーKでは、「ROAD FC 067 X FIGHTER 100」の記者会見が行われた。
この日の記者会見には、ROAD FCのチョン・ムンホン会長、コメディアン兼格闘家のユン・ヒョンビン、キム・ジェフン、歌手兼格闘家のホ・ジェヒョク、“ラッパーファイター”のイ・ジョンヒョン、「ファイトクラブ」出身のイ・ギルス、そして日本人格闘家の関野大成、醤油ニキ、かずやが出席した。
まず、キム・ジェフンはホ・ジェヒョクと対戦する予定だったが、「試合を控えた数週間前に母親が脳出血で倒れた」というニュースを伝えた。話を続けられず、泣きそうになるキム・ジェフンに、ホ・ジェヒョクは「心から快癒を願い、できなかった話は後で聞くようにする」と伝えた。
そのため、ホ・ジェヒョクは関野と対戦することに。関野はホ・ジェヒョクについて「全く知らない」として、「動画は昨日見たが、一方的な試合になりそうだ」と分析した。これまでキム・テインとの対戦を希望してきた関野だったが、今回も叶わなかった。「キム・テインに関する話はもううんざりするほどだ。毎日逃げるばかりだ。しっかり試合で倒したい」と述べた。
続いてユン・ヒョンビンは醬油ニキとの対戦が決定。ユン・ヒョンビンは「今日が『ギャグコンサート』の収録日だ。そこにいなければならないのに、どうしてここに来ているのか分からない。相手が一方的に喧嘩をしてきたし、“君が喧嘩したければ戦ってあげる。本人もやってみると言うので、それでは受け入れてあげる”という感じで来た」と話した。
醬油ニキは今年5月に行われたBreakingDown日韓戦から、ユン・ヒョンビンとの因縁がある。彼は「あの時も俺と試合拒否して逃げたんじゃないか。俺とBreakingDownで対決することにして飛んだじゃん。このゴキブリよ」とトラッシュトークを展開。
対するユン・ヒョンビンは「醤油ニキと神経戦があった。あの時の、あの怯えた目つきが今でも思い出される。本人は逃げたというが、逃げたのかどうかは試合の時に見せる」と言い返した。
最近、韓国の格闘技イベント「FIGHTER 100」の日韓戦では、醬油ニキとカン・ミンスの対決が繰り広げられた。その際、醬油ニキのローブローによってカン・ミンスのファウルカップが潰れるという事件が起こった。この出来事でユン・ヒョンビンは日本チームに抗議しに行ったが、醤油ニキはユン・ヒョンビンを蹴ったのだ。
この一連の出来事に対して醬油ニキは、「前に話したように試合をしようと言ったが、その時も逃げたし。訴えたければやってみて。訴える前に床をなめてやる」と伝えた。ユン・ヒョンビンも「真の教育をしてあげる。ちょっと殴らないと。外で騒ぐより、中でしっかりさせてやる」と対抗した。
そして大事件が起きたのは記者会見の終盤だった。それぞれが感想を伝えるなか、ユン・ヒョンビンは「それでも醬油ニキは日本で人気があるようだ。話題になっていると聞いた。ところが、日本でも競技場の外で相手選手にタッチしたことに対する世論が良くないようだ。これを機に、韓日ともに望む、いわゆる真の教育をしてあげる。頭を上げられないようにする」と話した。
これを聞いた醬油ニキは突如ユン・ヒョンビンに近づき、醤油をぶちまけた。隣にいたクォン・アソルとホ・ジェヒョクが素早く駆けつけ、2人を引き離したおかげで大事にはならなかったが、ユン・ヒョンビンは醤油まみれになってしまった。
醬油まみれになったユン・ヒョンビンは、怒りをこらえながら「試合日にお前は死ぬ」と言い放った。醬油ニキはそのまま会見場を出ていった。
なお、「ROAD FC 067」は12月16日、ソウルのスイスグランドホテルで開かれる。
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