“投打天才”の大谷翔平(29)が、今回も満場一致でア・リーグMVPを受賞した。
大谷は全米野球記者協会(BBWAA)の投票で1位票30票すべて獲得し、ワールドシリーズ王者テキサス・レンジャーズのコーリー・シーガー(29)とマーカス・セミエン(33)を抜いて自身2度目のMVPに選ばれた。
大谷は2023年シーズン、投手として23試合(132回)に登板し、10勝5敗、防御率3.14を記録。打者として135試合に出場し、打率0.304(497打数151安打)、44本塁打、95打点、OPS(出塁率+長打率)1.066を記録した。
9月に肘の手術を受けた影響でシーズンを完走することはできなかったが、それでもア・リーグ本塁打王に輝いた。メジャー史上初の日本人本塁打王だ。
また、メジャーデビュー後初めて打率3割以上を記録し、OPSでは全体トップの1.066を叩き出した。
大谷はメジャー3年目の2021年にア・リーグMVPを初受賞した。当時も大谷は1位票30票をすべて獲得した。
当時の大谷は、投手として9勝2敗、防御率3.18、156奪三振。打者として打率0.257、46本塁打、100打点を記録した。
そんな大谷は、FA市場でいま最も大きな関心を集めている選手だ。
2021年から今年までの3年間、完璧な“投打兼業”を遂行して価値を引き上げた。ロサンゼルス・エンゼルスの貧弱な戦力も、大谷の存在感をさらに際立たせた。
大谷は5億ドル規模の契約を結ぶと予想されている。どの球団と契約するにせよ、史上最大級の規模となる可能性は高い。
『MLB.com』は「大谷は前例のない投打兼業で肘を負傷するまでリーグを支配した。2025年に再びマウンドに立つまで投球はしないが、野球史上最も期待されるFAだ」と伝えた。
大谷はメジャーリーグで打者として通算716試合に出場し、打率0.274(2483打数681安打)、171本塁打、437打点、OPS 0.992。投手として86試合(481.2回)で38勝19敗、防御率3.01を記録した特級投打兼業スターだ。
2018年にはア・リーグ新人王に輝き、2021年と2023年のア・リーグMVPを受賞した。オールスターには3度(2021~2023年)選ばれ、シルバースラッガー賞も2度(2021、2023年)受賞した。
現在、ロサンゼルス・ドジャースやサンフランシスコ・ジャイアンツ、テキサス・レンジャーズ、ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツなどが大谷を注視している。仮に短期契約を結ぶアイデアが大谷にあれば、史上最高額レベルの金額を受け取る可能性も高い。
メジャー史上最高年俸額の記録を保持しているのは、マックス・シャーザー(39、テキサス・レンジャーズ)とジャスティン・バーランダー(40、ヒューストン・アストロズ)の2人だ。いずれもメッツ時代にその記録が生まれた。
シャーザーは2021年11月にメッツと3年1億3000万ドル、バーランダーは昨年12月にメッツと2年8666万ドル契約を結んだ。当時、1年の平均年俸が4333万ドルだった。
(記事提供=OSEN)
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