横浜F・マリノスと同組に…“Kリーグ王者”全北現代、2020年最大の目標は「ACL制覇」だ

2019年12月13日 サッカー #ACL

全北現代の2020シーズンの目標は明確だ。Kリーグの頂点を極めた全北現代は今、アジア制覇に照準を合わせている。

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全北現代は2019シーズン最終節で劇的な逆転優勝を果たし、Kリーグ3連覇を達成した。 “Kリーグの1 強”という修飾語が惜しくないほど、韓国内で強い姿を証明した。

しかしアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)に視線を移すと、なかなか実力を発揮できていない。

全北現代は2006年と2016年にACLの頂点に立った。初優勝は全北現代というクラブを海外に知らせるきっかけになった。2度目の優勝は、全北現代がアジアの名門クラブになったことを示す機会だった。

劇的なkリーグ優勝を果たした全北現代

ただ以降は停滞が続いているのが現実だ。

遠のいたACL制覇

2018年は8強で敗れ、2019年は中国の上海上港との16強戦でPKの末に敗退。プライドを大きく傷つけられた。その間、多額の投資を行う中国クラブをはじめ、日本と中東のクラブの戦力まで上昇した。

日本では浦和レッズが2017年に、鹿島アントラーズが2018年にアジア最高のクラブとなった。そして今年はサウジアラビアのアル・ヒラルが、決勝で浦和を下して優勝した。

すっかり遠のいてしまったアジアの頂点を目指して、全北現代は新たなスタートを切る。

ホ・ビョンギル代表理事とペク・スンクォン団長は、「来年の一番の目標はACLに置く。アジア制覇のために多くの努力をしたい」と口をそろえた。そのためスター選手などの少なくない補強も行われると見られる。

去る12月10日の組み合わせ抽選の結果、全北現代は難しいグループに入った。

J王者の横浜F・マリノスと同グループに

Jリーグ王者の横浜F・マリノスをはじめ、長距離遠征が必要となるオーストラリアのシドニーFCと同じグループHに入った。残る1チームはプレーオフを通じて決まるが、昨年、広州恒大の“1強”を崩して中国スーパーリーグを制覇した上海上港がグループHに入ると見られている。

2019年に上海上港に敗れて涙を飲んだ全北現代にとっては、グループリーグ6試合がいずれも容易ではない。さらに16強に進出すれば、広州恒大と対戦する可能性もある。

それでも全北現代は2020シーズンの最も重要な目標として、ACLを掲げており、それが大きな動機になるはずだ。韓国選手の団結力を向上させ、外国人選手の改編を通じて来年にはジョゼ・モライス監督が望むチームにアップグレードする計画だという。

ジョゼ・モライス監督

全北現代は来年初め、スペインでの合宿を通じてACL 3度目の優勝に向けて始動する。

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