横浜F・マリノスとACLで同組の仁川(インチョン)ユナイテッドに負傷者が続出している。
【注目】「涙が出るかと…」仁川MFが明かすマリノス撃破の裏側
仁川は10月23日、公式インスタグラムを通じて元オーストラリア代表DFハリソン・デルブリッジ(31)が右大腿内転筋の負傷、韓国人MFシン・ジンホ(35)が右足首の負傷により、2023年シーズン残り試合の出場が難しくなったと発表した。
今季リーグ戦でデルブリッジは25試合に出場、シン・ジンホは17試合1ゴール3アシストを記録していた。
2人は去る9月19日、横浜国際総合競技場で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節の横浜FM戦で先発出場し、チームの4-2の勝利に貢献するなど、守備陣と中盤の主力として活躍を続けていた。
ただ、シン・ジンホは9月24日のリーグ戦、デルブリッジは10月3日のACL第2節カヤFCイロイロ戦を最後に試合出場がなく、ベンチにも入っていなかった。そして今回、正式にシーズンアウトが発表された。
今月20日にアウェイの浦項(ポハン)スティールヤードで行われた浦項スティーラーズとのKリーグ1(1部)第34節(1-1で引き分け)では、チームを率いるチョ・ソンファン監督がシン・ジンホの背番号「8」、デルブリッジはの背番号「20」が刻まれた帽子を被るなど、2人の離脱が決して短くないことを示唆していた。
もっとも、負傷者はその2人だけではない。
仁川はシン・ジンホとデルブリッジのシーズンアウトとともに、元韓国代表MFイ・ミョンジュ(33)が直近の浦項戦で左膝内側側副靭帯の部分断裂の怪我を負ったことも発表。今季絶望ではないものの、現在リハビリ中であることを明らかにした。
イ・ミョンジュも9月の横浜FM戦に出場。今季リーグ戦では25試合2ゴール1アシストを記録するなど、シン・ジンホらとともに中盤の主軸を担っていた選手だった。
仁川は2023年シーズン終盤、リーグ戦のほかFAカップで準決勝まで進み、さらにはクラブ史上初となるACLにも出場しており、3大会を並行する過密日程に苦しんでいる。
まず、来る25日にはホームの仁川サッカー専用競技場でチェ・ガンヒ監督率いる山東泰山とのACL第3節を戦う。
その後、中3日の28日にアウェイで光州(クァンジュ)FCとのリーグ戦を戦った後、11月1日には全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースとのFAカップ準決勝を戦う。こちらも試合はアウェイで行われる。
FAカップ決勝に進んだ場合、中2日の11月4日に決勝が行われるが、この試合もアウェイでの開催となる。
そして7日には、アウェイで山東とのACL第4節を戦い、12日にホームで全北とのリーグ戦を行う。
今後、11月の代表戦までに最大6連戦という厳しい戦いが待ち受けるなか、仁川は主力の相次ぐ負傷離脱に見舞われている。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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