ソン・フンミン(27・トッテナム)が得点のチャンスを逃した自分自身に、物足りなさを表わした。
トッテナムのFWソン・フンミンは12月12日(日本時間)、ドイツ・ミュンヘンで行われたバイエルン・ミュンヘンとの2019-2020欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ・グループB最終節で、後半20分から途中投入されて25分間プレーした。
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トッテナムが1-3とリードを許していた状況で投入されたが、挽回のゴールを決めることはできなかった。試合はそのまま1-3で終わり、バイエルンが勝利した。
試合後のミックスゾーンで会ったソン・フンミンは、「試合に負けて良くないと考えている。いくら順位が決定していたとしても、勝つために準備した。それでも得るものはあったと思う。これまで試合に出られなかった選手たちがプレーした。セセニョンはゴールも決めて、良い姿を見せてくれた」と感想を述べた。
先発出場したライアン・セセニョンがチャンピオンズリーグ初ゴールを決め、主力ではないジオヴァニ・ロ・チェルソ、フアン・フォイス、カイル・ウォーカー=ピータースなどが試合に出場した。
ソン・フンミンは「1つのチームとして戦っている。試合に出場できなかった選手が出て、良い機会を掴んだと見る。試合でいいプレーを見せようと準備した。前半も僕たちにはチャンスがあった。判断ミスやパスミスがあったところは、改善しなければならない部分だ」と述べた。
ソン・フンミンは試合終盤、決定的なチャンスをつかんだ。後半ロスタイム、カウンターからペナルティボックスに進入し、GKマヌエル・ノイアーと1対1の場面を迎えた。
ソン・フンミンは左足でシュートを試みたが、ノイアーのセーブに防がれて得点に失敗した。最後のフィニッシュが残念な場面だった。ハリー・ケインに並ぶチャンピオンズリーグ6ゴール目のチャンスを逃してしまった。
ソン・フンミンは「自分自身に腹が立つ。バイエルンのようなチームを相手にすると、チャンスはあまりない。その機会があればFWがゴールしなければならないのに、申し訳ない。自分自身が残念だ」と、失望感を表わした。
トッテナムはグループ2位でチャンピオンズリーグ16強に進出した。 1位でグループを突破したパリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ、ユベントス、リバプール、バルセロナ、ライプツィヒ、バレンシアとの対戦が行われる。
ソン・フンミンは「昨シーズンは1位で進出したが、ユベントスと対戦した。チャンピオンズリーグでは、常に強豪チームだけが存在する。どのチームと対戦することになっても、難しい試合になるだろう。相手に関係なく、しっかり準備していい試合をしたい」と、最善を尽くす覚悟を明らかにした。
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