中国公安に連行され、3カ月以上拘禁状態にあるサッカー韓国代表MFソン・ジュンホ(31)と関連し、韓国政府・外交部が中国側に協力要請をしていることがわかった。
外交部のパク・ジン長官は9月4日、国家予算決算特別委員会全体会議で、「共に民主党」のパク・ジェホ議員の「ソン・ジュンホ選手と関連して外交部はどのような努力をしているのか」という質問に対する回答を述べた。
ソン・ジュンホは去る5月12日(日本時間)、上海虹橋国際空港から出国して家族で韓国に帰国しようとした際、「非国家工作員収賄罪」の疑惑で中国公安に連行された。
「非国家工作員収賄罪」とは、政府機関ではない企業、またはそのほかの単位に所属した人が財産を違法に授受した場合などに適用される犯罪だ。
そして、公安の調査を受けた後、刑事拘留期限が切れてからは拘束捜査に切り替えられた。
パク長官は「ソン・ジュンホ選手と関連して(拘禁が)3カ月以上経った」とし、「家族もとても残念に思っており、この問題が早く解決できるよう、外交部が在外国民保護のために努力を傾けている。領事助力、弁護士接見ができるよう協議した。在宅起訴で取り調べを受けられるよう、中国側に協力要請をしている」と説明した。
中国当局によると、拘束捜査は最長7カ月まで可能だと伝えられている。そのため、ソン・ジュンホの拘禁状態がいつまで続くかはわからない状態だ。
ソン・ジュンホの拘禁後、韓国サッカー協会(KFA)関係者はソン・ジュンホを助けるために弁護士と協会幹部を現地に派遣したが、ソン・ジュンホ側との出会いがまともに行われず、早期帰国したことがある。
何より、中国側からいかなる情報も提供されず、何の成果もなく帰国したことで、もどかしい気持ちをあらわにしていた。
パク・ジェホ議員は「私の地方区民願相談室にソン・ジュンホ選手の義父が来て、泣きながら(ソン・ジュンホの)話をした」とし、「皆が関心を持ってこそ、悔しさを晴らすことができる」と伝えた。
(記事提供=OSEN)
前へ
次へ