“判定”を味方につける日本に勝つために…韓国剣道界がし烈な代表争いに突入

2019年12月01日 スポーツ一般
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日本勢を超え、世界の頂点を夢見る韓国剣道が、し烈な競争体制に突入した。

2018年に行われた第17回仁川(インチョン)世界選手権大会。30年ぶりの韓国開催となった同大会で、韓国代表は男女団体戦準優勝と男子個人準優勝を達成した。

【関連】国際剣道界で疑惑を呼ぶ“日本びいきの判定”…韓国が問題解決に乗り出す

剣道の“宗主国”を自負する日本が男女個人戦と団体戦のすべてを席巻した大会だったが、そのプロセスには疑問が残る。

日本に勝つためには“完璧な勝利”しかない

以前から重要な対戦で日本に有利な判定が働き、“不公平な判定”論争が巻き起こるからだ。大会の審判は半数以上が日本人や日系で構成され、反発を招いているのだ。

仁川大会男子個人で準優勝したチョ・ジンヨン(写真右)

仁川大会前には審判抽選制などを導入して公平性を強化したものの、日本勢が掌握する国際剣道連盟(FIK)の顔色を窺った一部の審判たちは、公平性を保つことができなかった。

いつの間にか、国際舞台で韓国が日本に勝つためには“完璧な勝利”しかないというコンセンサスが形成されている。不利な判定を超えるには、それ以上の実力で日本を上回る他ないということだ。

仁川大会に向け、韓国の男女各代表は大会直前の最終エントリー発表前まで、サバイバル形式で代表の座を争った。以前までは代表選手を事前に確定したうえで、合同トレーニングを開き、能力向上を図っていた。

だが仁川大会からは早期にメンバーを確定せず、競技力向上委員会の推薦や大会の実力をもとに優秀な選手を選出する競争体制を敷いた。今後もこの体制は継続される。

韓国剣道会の本気度

2021年にフランスで行われる第18回世界選手権を控え、“優秀選手招集トレーニング”が月1回行われている。まずは男子30人を選抜し、現在まで3度実施してきた。12月には3日から4日にかけてトレーニングが行われる。

競技力向上委員が交互に指導するトレーニングの成果や大会入賞実績などをすべて網羅し、フランス大会まで残り1年となった段階で最終エントリーを発表する。

仁川大会に出場した女子剣道韓国代表のイ・ファヨン(写真右)

韓国剣道会関係者は「女子の優秀選手は来年初めに選抜する予定だ。選抜過程は男子と同じ方式を用いる」としている。

男女代表チーム及び総監督選任時期も早まる。

仁川大会では開催1年前に監督候補を評価し、専任作業に取り組んでいた。フランス大会に向けても優秀選手合同トレーニングの初期から合流させ、選手を見極め、最終エントリー構成にも積極的に参与させる予定だ。

韓国剣道会関係者は「競技力向上委員会で候補者を推薦し、理事会との話し合いのもと新監督を選任する。来年1~3月の間には新しい監督を最終的に決定できるだろう」と述べた。

そして、「(早期に監督が決まれば)フランス大会までの2年間、選手と呼吸を合わせられる。トレーニングの効果を最大限発揮するために、我々も全力を挙げて最善のサポートをする予定だ」と伝えた。

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