元サッカー韓国代表MFキ・ソンヨン(34)に対する小学生時代の性的暴行疑惑が、最終的に証拠不十分による「嫌疑なし」で結論付けられた。
また、キ・ソンヨンの性的暴行疑惑を暴露し、選手の名誉を毀損したとして告訴されたA氏など2人も、同じく証拠不十分で「嫌疑なし」となった。
8月17日、警察によると、ソウル端草(ソチョ)警察署は10日、虚偽事実流布による名誉棄損疑惑などで訴えられたA氏など2人の告訴事件と関連し、証拠不十分として「嫌疑なし」で不送致決定を下した。
警察関係者は、キ・ソンヨンが性的暴行を犯したかどうかについても「関連証拠が不十分だと見た」と説明した。
キ・ソンヨンの性的暴行疑惑が浮上したのは、今から2年半前の2021年2月だ。
当時、キ・ソンヨンと同じ小学校サッカー部に所属したA氏など2人の部員は、2000年1~6月に先輩B選手などから性的暴行を受けたと暴露した。
暴露ではキ・ソンヨンの名前は直接的に言及されなかったが、内容上、先輩B選手がキ・ソンヨンであることを類推できた。
この内容が広く知られると、キ・ソンヨンは即座に疑惑を否定。同年3月、A氏などを名誉棄損の疑いで告訴するとともに、5億ウォン(日本円=約5000万円)の損害賠償請求を起こした。
その後、昨年3月にソウル中央地裁で損害賠償請求の初裁判が開かれたが、キ・ソンヨンがA氏などを告訴した刑事事件の結果が出るまで、裁判の進行は先送りされた状態だ。
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