「“××”と悪口を…」韓国バレー女帝、消えた天才姉妹の“疑惑暴露”めぐり強硬対応へ「善処しない」

元女子バレー韓国代表キム・ヨンギョン(35、興国生命ピンクスパイダーズ)の所属事務所が、キム・ヨンギョンをめぐるデマに対する強硬対応を公式に明らかにした。

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キム・ヨンギョンの所属事務所LIANATは8月16日、「ここ最近の記事を含め、キム・ヨンギョンに対して悪意的に作成・配布された報道資料及びユーチューバーに対し、強硬対応をする予定だ」と明らかにした。

この発表の発端は、今月5日と14日に掲載された元女子バレー韓国代表の双子姉妹、イ・ダヨン(26)とイ・ジェヨン(26)のインタビュー記事から始まったものとみられる。

若くして韓国女子バレーの有望株として将来を期待されていた2人は、2020-2021シーズンからキム・ヨンギョンらとともに韓国Vリーグ女子部の興国生命でプレーをしていた。

だが、シーズン途中に学生時代のいじめ加害疑惑が発覚すると、興国生命から無期限出場停止処分を受け、韓国バレーボール協会からは代表資格をはく奪。結局、Vリーグから事実上の“追放”となり、ともに海外へと進出した。

ともにギリシャのPAOKテッサロニキに加入した2人だが、イ・ダヨンが着実に主力として活躍した一方、イ・ジェヨンは膝の負傷で韓国に途中帰国。現在もバレー選手としての活動を続けられずにいる。

PAOK以降、昨季はルーマニアのラピド・ブカレストでプレーし、今季からはフランスのボレロ・ル・カネに加入したイ・ダヨンは、今月5日に仁川(インチョン)国際空港を通じてフランスに出国する前、報道陣の取材に応じた。

そこで、「中学時代、いじめの現場にイ・ジェヨンはいなかった。私のせいで被害に遭わないでほしい」と伝えた。

また、Vリーグ時代最後に所属した興国生命でのチームメイトとの軋轢について、「その当時、なぜそこまでいじめて苦労させたのかを聞いて見たい。興国生命にいる間、一度も私が上げたボールを叩いたことがない」と述べた。

関連内容が報道された後、イ・ジェヨンも14日に後続的なインタビューを通じて、イ・ダヨンの発言を後押しした。

イ・ジェヨンは「練習時、イ・ダヨンのパスが少しでも良くないと、その選手がネットを握って倒れ、口の形で明らかにわかる悪口を言った」とし、「試合途中、その選手が堂々とイ・ダヨンに向かって“××”と悪口を言った。イ・ダヨンは交代した後、ウォームアップゾーンに出て号泣した」と暴露した。

(写真提供=KOVO)左から2番目からイ・ダヨン、キム・ヨンギョン、イ・ジェヨン

その後、イ・ダヨンをいじめた選手としてキム・ヨンギョンを名指しするコンテンツが拡大再生産されると、LIANATは「継続的に悪意的な虚偽事実を流布するユーチューバーと悪質コメントには法的に強硬対応する。いかなる場合にも、善処及び合意はない予定だ」と立場を明らかにした。

続けて、「当社は2020年度から法律代理人を通じて、所属選手に対する虚偽事実流布、名誉棄損、セクハラ、人身攻撃などの内容を盛り込んだ悪質コメント及び投稿に対する資料を収集し、訴訟を進行中だ」と伝えた。

◇キム・ヨンギョン プロフィール

1988年2月26日生まれ。韓国・京畿道出身。身長192cm。興国生命ピンクスパイダーズ所属。小学4年生からバレーを始め、2005年に新人ドラフト1位で韓国Vリーグの興国生命ピンクスパイダーズに加入。その後、JTマーヴェラス(日本、2009年~2011年)、フェネルバフチェ(トルコ、2011年~2017年)、上海ブライトユーベスト(中国、2017年~2018年)、エジザージュバシュ(トルコ、2018年~2020年)と海外を転々とし、2020-2021シーズンは11年ぶりに復帰した興国生命で活躍、退団後は上海ブライトユーベストでプレーし、2022年6月に興国生命に再復帰した。東京五輪ではキャプテンとして女子バレー韓国代表をベスト4に導いた後、2021年8月12日に代表引退を発表。2019年8月からは『シッパンオンニ(食パンお姉さん)』という名前でYouTubeチャンネルを運営している。

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