華やかな外見はもちろん、テレビのスポーツバラエティ番組などで明らかになった親しみやすいイメージで、その人気は今も絶大な韓国女子プロゴルフ界の“次世代セクシークイーン”ユ・ヒョンジュ。
“フェアウェイのスーパーモデル”とも呼ばれる彼女は今、本業である「プロゴルファー」としても認められるためにゴルフに全力を尽くしているという。
「ここまでゴルフに集中したときがあったかと思うほどです」
ユ・ヒョンジュがゴルフに集中する理由は単純明瞭だ。上手になりたいから。ただそれだけに尽きるという。
華やかなルックスのおかげで人気も享受しているが、彼女の本業はプロゴルフ選手。だからこそ実力で認められ評価されたいと思が、現状では評価されるステージにもいない。
2020年レギュラーツアーで活躍したユ・ヒョンジュだが、そのシーズンは賞金ランキング109位に止まりシード権を失ってしまったのだ。以降、KLPAGドリームツアー(2部ツアー)で汗を流しているが、まだレギュラーツアーには復帰できずにいる。
だからこそ、最近はテレビ番組出演も自制し、厳しい練習を消化しているという。「フィットネスセンターだけで3カ所に通っている」と話した彼女は、「ここまでゴルフに集中したときがあるのかと思うほど」と自分で自分に驚くほどらしい。
「今までやってきたゴルフではこれ以上はうまくなれない気がしたんです。限界を感じて今はスイング全体を完全に変えています」
生活パターンを一変させるほど厳しいトレーニングを自分に課しているというユ・ヒョンジュ。特に意識しているのは、フェイスコントロールの向上だという。
クラブペースを自在に制御できれば、自分が望む弾道と球質で好きな地点にボールを落とすことができる。ツアー選手に必要なコースマネジメント力を向上させたいという狙いがあるのだろう。
「スイング矯正を始めてから2カ月ほど経ちましたが、ボールのコンタクトとコントロール精度を高めることに集中しています。矯正段階なので、まだショットの正確さの起伏があってデコボコしています」
実際、8月11日に行われた斗山建設ウィーヴ・チャンピオンシップ第1ラウンドではドライバーショットのOBが3回もあった。
「OBはとてももったいないし、残念。ただ、年末までに新しいスイングの80%を完成させ身につけることを目標にしています。それでレギュラーツアーの招待出場の提案を丁重に断り、スイングと体力作り、メンタルなどを整えることに集中しています」
そのために3つのフィットネスジムを行き来しながらトレーニング強度を高めているというユ・ヒョンジュ。
「スイング矯正には通常1年ほどかかるといわれています。その期間を少しでも短縮させ年内に完成させるために、2~3倍の汗を流す覚悟です」
ユ・ヒョンジュは8月11日、済州道(チェジュド)の西帰浦 (ソギポ)市にあるテディバレーゴルフ&リゾートで開幕した韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーの斗山建設ウィーヴ選手権(賞金総額12億ウォン)を通じて、久しぶりにレギュラーツアーに姿を現した。
それは練習成果を点検するという意味もあるようだ。
「ドライバーを除いた他のショットは悪くないほうです。大会を行いながら、あえてドライバーでなくてもいい。ウッドでティーショットも戦略のひとつ。戦略的にコースを攻略することが重要だと思っています」
押し寄せるスポットライトに負担を示しながらも、誠心誠意、自分の現在と未来について語ってくれたユ・ヒョンジュ。
「今回は私のメインスポンサーの大会でホステス役でもあるので負担もありますが、自負心プライドもあります」
プロゴルファーが最も輝き評価される場所でもあるレギュラーツアー復帰を目指して、スイング改造にも乗り出した韓国女子ブロゴルフ界の“次世代セクシークイーン”。ユ・ヒョンジュの今後にはますます注目だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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