来る11月26日、ソウルのウェスティン朝鮮ホテルで「ソウル・平壌、オリンピックでともに夢見る平和な未来」と題とした「2032年夏季オリンピック ソウル・平壌共同誘致共感フォーラム」が、大韓体育会、文化体育観光部、統一府、ソウル特別市の共催によって行われる。
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今回のフォーラムには、2032年ソウル・平壌夏季五輪共同誘致の準備を本格的に進めるスタートを切るという意味が込められている。
2018年9月19日の南北首脳宣言で両首脳が2032年オリンピックの共同誘致に合意後、大韓体育会と関連部門のチーフ、各界トップの専門家が初めて一堂に会し、夏季オリンピックの南北共同誘致方案について議論する。
また、夏季オリンピック南北共同誘致には国民の共感と支持が絶対的に必要なだけに、今回のフォーラムを通じてオリンピック南北共同誘致による朝鮮半島の平和な未来ビジョンを提示し、国民の共感を得る予定だ。
10月のサッカーワールドカップ予選での南北戦以降、北朝鮮との国際イベント合同誘致に懐疑的な一部の懸念も、ともに話し合える場となることを主催側は期待している。
今回のフォーラムでは、オリンピック共同誘致の意味とビジョンを提示し、オリンピック準備過程で行えるソウル・平壌間の都市交流などをはじめ、オリンピック南北共同開催がもたらす新たな未来像をスポーツ・インフラ・環境・経済などさまざまな観点から議論が行われる。
まず、イ・ジョンソク前統一府長官が司会を務める最初のセッションは、「2032年夏季オリンピック共同開催、朝鮮半島の平和と飛躍」というテーマで行われる。
民主平和統一諮問会議のチョン・セヒョン首席副議長、キム・ヨンチョル統一府長官、パク・ヤンウ文化統一観光部長官、ソウル特別市のパク・ウォンスン市長、アン・ミンソク文化体育観光委員長、ユ・スンミンIOC委員らとともに、オリンピック共同誘致の意味と朝鮮半島に与える影響などについて話し合う。
2番目のセッションは「オリンピックで描く朝鮮半島の平和な未来」というテーマで行われ、民主平和統一諮問会議のイ・スンファン事務局長が司会を務める。
大韓体育会のナム・ユンシン理事、ソウル研究院のソ・ワンジン院長、ソ・ジュソク前国防部長官、韓国交通研究院のアン・ビョンミン所長、統一研究院のイム・ガンテク院長らが討論者として出演し、オリンピック誘致に関連した分野別の南北協力方案に対し具体的な提案を出す予定だ。
大韓体育会は、2018年平昌冬季五輪と2018年ジャカルタ・アジア大会で南北統一チームを構成できた底力を示し、2032年夏季オリンピックのソウル・平壌共同誘致でも積極的に努力する予定である。
今回のフォーラムでは、スポーツを通じて朝鮮半島の平和と繁栄に寄与できるポジティブな方案を韓国国民とともに模索されることを期待している。
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