これもスーパースターの宿命か。“集中牽制”に遭った大谷翔平(29、ロサンゼルス・エンゼルス)の打率が3割台を切った。
大谷は7月26日(日本時間)、敵地コメリカ・パークで行われたデトロイト・タイガース戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打数無安打、2四球、2得点を記録した。
1打席目から出塁に成功した。
大谷は1回無死一塁で打席に立つと、タイガース先発エデュアルド・ロドリゲス(30)相手にフルカウントまで粘った末、6球目のシンカーを見送り四球で塁に出た。その後、マイク・ムスタカス(34)の二塁打で得点も成功した。
続く3回の2打席目は左直に打ち取られたが、5回一死三塁で迎えた3打席目は9球目まで勝負し、再び四球で一塁に進んだ。以降、ムスタカスの内野安打で二塁に進塁すると、三盗を経てエデュアルド・エスコバル(34)の左前安打で自身2得点目を挙げた。
ただ、以降の出塁はなかった。大谷は6回の4打席目を見逃し三振、9回の5打席目を空振り三振で退いた。
安打を記録できなかった大谷は、シーズン打率を従来の0.302から0.299まで下げた。今月8日のロサンゼルス・ドジャース戦以来、約3週間ぶりに打率3割台を切った。
ア・リーグ西地区3位のエンゼルスは、延長戦の末タイガースを7-6で下し2連勝を飾った。これでシーズン52勝49敗とした。
6-2とリードした9回に一挙4失点を喫し、延長戦に突入したが、10回一死三塁でミッキー・モニアク(25)が決勝適時二塁打を放ち、勝利に成功した。
先発投手グリフィン・キャニング(27)は5回7被安打(1被本塁打)、無四死球、8奪三振、2失点を記録するも、リリーフ陣の乱調もあって勝利投手の権利を失った。打線はアンドルー・ベラスケス(29)が3安打を記録したほか、ルイス・レンヒーフォ(26)、ムスタカス、エスコバル、モニアクがマルチ安打で支援射撃した。
一方、連勝が2で途絶えたア・リーグ中地区3位のタイガースは46勝55敗とした。先発ロドリゲスは4.2回7被安打、3四球、3奪三振の4失点と揺れたが、打線が9回に同点に追いついたことで敗戦投手を免れた。
(記事提供=OSEN)
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