かつて韓国プロ野球で活躍した元選手の息子が、米メジャーリーグ球団と正式契約を結んだ。
『MLB.com』は7月20日(日本時間)、アリゾナ・ダイヤモンドバックスがケビン・シムと契約金37万5000ドル(日本円=約5230万円)で契約したと報じた。ケビン・シムの指名順位契約金限度額(42万1000ドル=約5871万円)よりは低い金額での契約だ。
ケビンは2002年2月生まれの21歳で、韓国名を「シム・ジョンヒョン」とする。父親は現役時代に斗山(トゥサン)ベアーズや現代ユニコーンズ(現在は解散)、サムスン・ライオンズで活躍した“ヘラクレス”ことシム・ジョンスだ。
現在はサンディエゴ大学でプレーするケビンは、今月11日に行われたMLBドラフトで、5巡目(全体148位)でダイヤモンドバックスの指名を受けた。
当時はケビンの父シム・ジョンスのKBOでの活躍ぶりや、MLB進出を試みた過去なども注目された。
ケビンは大学でウェスト・コースト・カンファレンスの週間最優秀選手2回、2022オール・カンファレンス・ファーストチーム、2023オール・カンファレンス・セカンドチームに選ばれた。
今年は打率0.298、13本塁打、40打点、44得点、9盗塁を記録した。
ケビンは三塁手を本職とするが、一塁手や左翼手、二塁手など複数のポジションでもプレーすることができる。
なお、MLBでは現在、キム・ハソン(27、サンディエゴ・パドレス)やチェ・ジマン(32、ピッツバーグ・パイレーツ)、ペ・ジファン(23、ピッツバーグ・パイレーツ)、リュ・ヒョンジン(36、トロント・ブルージェイズ)と4人の韓国人選手がプレーしている。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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