WBC期間中に飲酒をしていたとして物議を醸している韓国代表3選手には、どのような処分が下るのだろうか。
KBO(韓国野球委員会)は6月7日、ソウルの韓国野球会館で賞罰委員会を開き、WBC期間中に飲酒していた事実が知られ、問題となっているキム・グァンヒョン(34、SSGランダース)、イ・ヨンチャン(34、NCダイノス)、チョン・チョルウォン(24、斗山ベアーズ)に対する処分について検討した。
3選手は同日11時頃に出席して事実関係を説明し、委員会は12時20分頃に終了した。必要な手続きが終わり次第、最終的な結果が発表される予定だ。
去る3月に韓国代表としてWBCに出場したキム・グァンヒョン(34、SSGランダース)、イ・ヨンチャン(34、NCダイノス)、チョン・チョルウォン(24、斗山ベアーズ)は、大会期間だけでなく、試合当日の朝まで飲酒していたという疑惑が提起された。3人は「飲酒の事実は認めるが、試合当日ではなかった」とし、一部の疑惑は否定している。
問題が大きくなると、キム・グァンヒョンは1日、イ・ヨンチャンとチョン・チョルウォンは2日に所属球団の1軍リストから抹消された。各球団はKBO賞罰委員会の結果を受けて、選手たちの進退を決める予定だ。
委員会後、キム・グァンヒョンは「事実通り、偽りなくきちんと疎明した。賞罰委員会でどのような結果が出ても受け入れる。改めて物議を醸して申し訳ない」と頭を下げた。イ・ヨンチャンとチョン・チョルウォンも謝罪の意を明らかにし、賞罰委員会の決定を受け入れるという立場を示した。
KBOが真相解明に乗り出し、賞罰委員会が開かれたことで、懲戒自体を避けることは難しいとみられている本件だが、度合いに関しては様々な意見が交わされている。というのも、明確な規定を見つけにくいためだ。
今回の事態に適用できる条項は、国家代表運営規定第13条「懲戒」条項だ。当該規定には、「社会的物議を醸した者は懲戒委員会を開催できる」と明示されている。懲戒はKBO規約および罰則内規に基づいて適用する。
また、野球規約第151条「品位損傷行為」には、「選手、監督、コーチ、球団役職員または審判委員が、麻薬犯罪、兵役不正、人種差別、暴力、性犯罪、飲酒運転、賭博、ドーピングなど競技外で品位を傷つける行為をして、社会的に物議を醸した場合は失格処分、職務停止、参加活動停止、出場停止、制裁金賦課、または警告処分など適切な制裁を加えることができる」と明示されている。
ただ、飲酒自体を品位損傷行為と見ることは難しいことから、強い懲戒を下す規定は適当ではなく、軽微な懲戒だろうという意見もある。
世論の激しい叱責を受けた3選手は、どのような懲戒を受け、去就はどうなるのか、野球ファンの視線が集中している。
(記事提供=OSEN)
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