昨季と比べて物足りないのは事実だが、それでも二桁スコアポイント(ゴール+アシスト)でシーズンを終えた。
韓国代表FWソン・フンミン(30、トッテナム)は5月29日、敵地エランド・ロードで行われたリーズとのプレミアリーグ最終節で先発出場。1アシストの活躍でトッテナムの4-1の勝利に貢献した。
前半2分、ペナルティエリア内でパスを受けたソン・フンミンは、すぐ隣でフリーとなっていたイングランド代表FWハリー・ケイン(29)に正確なゴロパスを送り、先制ゴールをアシストした。
ケインの得点でトッテナムが早い時間からリードを得たなか、ソン・フンミンはその後も活発な動きでチームの攻撃をけん引した。
自らゴールを決めたり、追加でアシストしたりすることはなかったが、後半31分にブラジル代表FWリシャルリソン(26)との交代でベンチに下がるまで攻撃の一軸を担った。
2022-2023シーズンのソン・フンミンはプレミアリーグ36試合に出場し、10ゴール6アシストを記録した。アジア人初のプレミア得点王(23ゴール)に輝いた昨季と比較すると振るわない成績だったが、スコアポイントは「16」に達した。
そこにプレミア以外の公式戦で記録したFAカップ2得点、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)2得点を含めると、今季の総スコアポイントは「20(14ゴール6アシスト)」となった。
シーズン最終戦で4発大勝を収めたトッテナムだが、最終順位は18勝6分14敗の勝ち点60で8位。最終節でブライトンに2-1で勝利した7位アストン・ヴィラ(勝ち点60)をわずかに上回ることができなかった。これにより、トッテナムは7位に与えられる来季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権をも逃した。
トッテナムは2008-2009シーズン以来14年ぶりに再びプレミアで8位を記録した。近年で最も不振だった2020-2021シーズンの7位も下回る成績だった。
今季のトッテナムはアントニオ・コンテ監督体制でスタートするも、成績不振やフロントへの不満噴出などもあって3月に退任。その後、クリスティアン・ステッリーニ、ライアン・メイソンなどの代行体制を経るも、最後まで巻き返しとはならず、来季の欧州クラブ対抗戦への出場を逃す形となった。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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