Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、5月13~14日に行われたKリーグ1(1部)、Kリーグ2(2部)第13節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第13節MVPは蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)のジョージア代表MFヴァレリ・カザイシュヴィリ(30)だ。
カザイシュヴィリは5月14日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われたFCソウル戦で2ゴールを記録し、チームを3-2の勝利に導いた。
カザイシュヴィリは後半3分、MFイ・ギュソン(29)が右サイドから送った低いクロスを受けると、右足を強く振り抜いて蔚山の2点目を決めた。
さらには同22分、相手DFの体に当たってこぼれたシュートを再び右足で蹴り込み、自身2点目に成功した。
Kリーグ1首位の蔚山と2位のソウルの正面対決として注目を集めたこの試合は、両チーム合計5ゴールが決まる乱打戦が繰り広げられた。このため、蔚山対ソウルの試合はKリーグ1第13節ベストマッチにも選ばれた。
ベストチームは済州(チェジュ)ユナイテッドだ。済州は14日、水原(スウォン)総合運動場で行われた水原FC戦で一挙5ゴールを決め、5-0の大勝を収めた。この勝利で5連勝をマークした済州は順位を3位まで飛躍させた。
なお、ベストイレブンには13日の江原(カンウォン)FC戦でともにゴールを決め、水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスを2-0の勝利に導いた元川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢、ロアッソ熊本のFW安柄俊(アン・ビョンジュン/32)、元モンテディオ山形、ブラウブリッツ秋田、横浜FCのDF韓浩康(ハン・ホガン/29)のほか、元アルビレックス新潟のDFイ・ミョンジェ(29、蔚山現代)といった選手などが選ばれていた。
Kリーグ2第13節のMVPは、忠北清州(チュンブク・チョンジュ)FCのFWチャン・ヒョクジン(33)だ。
チャン・ヒョクジンは5月13日、清州総合運動場で行われた安山(アンサン)グリナース戦でアシスト・ハットトリック(3アシスト)を記録し、チームを3-0の勝利に導いた。
ベストマッチは、13日に木洞(モクドン)総合運動場で行われたソウルイーランドFC対天安(チョナン)シティFCの試合だ。
この試合は天安が前半15分に先制ゴールを決めるも、ソウルイーランドが後半に一挙3得点で逆転。試合終了間際には天安がPKで1点を返したが、試合は3-2で終了した。勝利したソウルイーランドはベストチームに選ばれた。
Kリーグ1、Kリーグ2の第13節ベストイレブンは以下の通り。
―Kリーグ1
FW:ソ・ジンス(済州ユナイテッド)、安柄俊(水原三星ブルーウィングス)
MF:バルセロス(大邱FC)、ヴァレリ・カザイシュヴィリ(蔚山現代)、コ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)、キム・ジュゴン(済州ユナイテッド)
DF:イ・ミョンジェ(蔚山現代)、アレックス・グラント(浦項スティーラーズ)、韓浩康(水原三星ブルーウィングス)、アン・ヒョンボム(済州ユナイテッド)
GK:キム・ドンジュン(済州ユナイテッド)
―Kリーグ2
FW:ロナン・ジェロニモ(ソウルイーランドFC)、ルイス・ミナ(金浦FC)
MF:パブロ・ゴンザレス(金浦FC)、イ・サンミン(ソウルイーランドFC)、ホン・ウォンジン(忠北清州FC)、チャン・ヒョクジン(忠北清州FC)
DF:キム・ソンホ(富川FC 1995)、イ・ミンヒョン(忠北清州FC)、チョ・ソングォン(金浦FC)、チャ・スンヒョン(ソウルイーランドFC)
GK:イ・ボムス(富川FC 1995)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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