大谷翔平に「故意死球」発言の韓国投手が2軍で復帰…“12球”で負傷以来の登板→“14球”投げて降板

2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の韓国代表メンバーにも選ばれていた投手コ・ウソク(24、LGツインズ)が、2軍でリハビリ登板を行った。

【注目】韓国投手、「大谷に故意死球」発言で大炎上

コ・ウソクは4月11日、益山(イクサン)球場で行われたフューチャーズリーグ(2軍)のKTウィズ戦で先発投手として登板。

1回を投げて1被安打、1四球の1失点を記録した。投球数は14球で、最高球速は151kmだった。

大阪で負傷、WBC出場できず

コ・ウソクにとって、この日は約1カ月ぶりとなる実戦登板だった。というのも、WBC開幕直前に日本で行われた強化試合で負傷し、長らく離脱を強いられていたからだ。

去る3月6日、京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズとの強化試合で、コ・ウソクは7回途中から登板。同回を無失点で切り抜けるも、8回途中に肩の違和感を訴えた。直後、トレーナーがマウンドに駆け付け状態を確認し、プレー続行が困難と判断され、わずか12球で降板した。

試合後、大阪市内の病院で検査した当時は「単純な筋肉痛」と診断され、WBCでの登板も可能と見られていた。だが、大会期間は1試合も登板せず、韓国代表の1次ラウンド敗退をベンチで見守った。

その後、韓国に帰国してMRI検査を実施した結果、右肩の回旋筋腱板の筋肉痛の一つである棘上筋に炎症が発見されていた。

オリックス戦で違和感を訴えるコ・ウソク(右)

今回が久しぶりの登板となったコ・ウソクは、先頭打者の新人チョン・ジュンヨン(19)に投手の横を抜ける中前安打を許した。

2番のソン・ミンソク(18)には1球目に151kmのストレートを投げ、三ゴロに誘導したが、併殺を試みる過程で送球を受けた遊撃手が二塁ベースをまともに踏めず、打者のみをアウトに仕留めた。

その後、一死二塁で3番のキム・ビョンヒ(32)に投じた4球目のスライダーがワンバウンドの暴投となり、二塁走者が三塁に進塁。結局、キム・ビョンヒもフルカウントからの四球で塁に出した。

一死一、三塁のピンチで迎えた4番のムン・サンチョル(32)相手には144km、146kmの直球で2ストライクを先行し、3球目の変化球で遊ゴロを誘導した。

ところが、打球のバウンドが大きかったために味方内野手が処理に手間取った結果、二塁のみアウトとなり、一塁はセーフに。三塁走者はホームに帰還し、先制を許した。

それでも、二死一塁で5番カン・ヒョヌ(21)が打席に立った場面で、初球で盗塁を試みた一塁走者を捕手キム・ソンウ(19)が刺し、3アウトで回を終えた。

コ・ウソクは同回限りで降板。なお、試合は2-3でLGが敗れた。

(記事提供=OSEN)

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