1時間殴打で暴行死させた韓国の元相撲選手…15年の求刑から1年半に大幅減刑された理由

2023年04月11日 スポーツ一般

騒音トラブルで同じマンションの住人を暴行死させた元シルム(韓国相撲)選手に実刑が宣告された。

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大田(テジョン)地方裁判所は4月10日、傷害致死の疑いで拘束起訴されたA(32)に対して懲役1年6カ月を言い渡した。

Aは昨年11月、同じマンションの上の階に住む被害者を殴って死亡させた疑いで裁判に付された。

普段から騒音問題のトラブルを抱えていたAは、犯行当日、自宅近くで被害者と酒を飲みながら会話をしている途中、頬を殴られると拳を振り回したという。

先立って検察は、公判でAに対して「1時間の間の殴打回数が160回を越える残酷な犯罪で、犯行意図が殺人に近い」として懲役15年を求刑した。

一方、Aは「酒に酔った被害者を連れて行く過程で偶発的に発生した暴行だ。普段、被害者は持病を患っており、死亡の原因が暴行のためなのか分かりにくい」と善処を訴えたことがある。

これに対して裁判所は一審で「元シルム選手で健康な体格の被告人は加害当時、死亡という結果を十分に予想できたと見られる」としながらも、大幅に減刑。

そして「被害者の体質的要因が死亡という結果に作用したと見られ、被害者遺族と合意した点などを考慮した」と減刑理由を明らかにしている。

なお、このニュースが伝えられると、ネット上では「人を殴り殺したのに1年6カ月?」「シルム選手が1時間殴れば死ぬだろう」という反応を見せている。

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