仁川大は今年1月、慶尚南道(キョンサンナムド)統営(トンヨン)で行われた「第19回1・2年生大学サッカー大会」で優勝し、韓国代表の資格を得た。一方の筑波大は、昨年12月に行われた「第6回全日本大学サッカー新人戦」で優勝し、日本代表として今回の一戦に臨んだ。
仁川大は開始序盤15分までは、強いプレスと速い攻撃テンポで仕掛けた筑波大とも対等に戦えていた。しかし前半21分、コーナーキックの状況で半田に先制ゴールを許すと、守備のミスや集中力不足などが重なり、さらに4失点してしまった。
チェ監督代行は試合後、報道陣の取材に「多くを学んだ。小中高、そして大学のレベルまで、韓国が日本に追いつかれたようだ。闘志や試合運営など、すべて日本が優れていた」と述べた。
また、「5失点したが、ミスが多かった。選手も感じたことが多いだろう。また、コーチ陣から練習まで準備過程で韓国が大きく遅れている。相手はスタッフだけ見ても我々の2~3倍だ。基本的に(大学の)指導者から支えるべきではないだろうか」と強調した。
続けて、「日本は整ったサッカーに加えてセンスがある。我々は幼い頃から力中心でやってきたため、技術が劣る。勝つのが目的だからだ。そのような部分も変えなければならない」と伝えた。
仁川大はこの日、ベンチにサブGKが不在だった。先発出場したカン・テギュがエントリー唯一のGKだった。
チェ監督代行は「これが最善の策だ。国内の大学入試政策に合わせて1年生は8人を選ぶことができるが、指導者が望む選手を選ぶことができない。それに、サッカーが目的ではなく、入学が目的の選手が多数いる。彼らは(入学後)サッカーを辞める。指導者としては、常に不足している選手団を抱えて率いなければならない立場だ」と現状を惜しんでいた。