韓国は昨年6月、レモンガススタジアム平塚で行われた第19回大会で0-5の惨敗を喫した。当時はただでさえA代表や主要な世代別代表が日本相手に大敗を喫していたため、その衝撃は大きかった。
しかし3カ月後、京畿道安養(キョンギド・アニャン)市で行われた第20回大会では3-2と勝利し、雪辱戦を繰り広げた。
現在の「DENSO CUP」に再編されて以降、韓国大学サッカーは日本遠征で一度も勝利した経験がない。2004年の初代大会の東京遠征で2-3と敗れたのを皮切りに、過去9度の遠征で1分8敗としてきた。
今回の全韓國大学選抜を率いるは、檀国(タングク)大学を昨年のUリーグ王中王戦に続き、今年初めの春季連盟戦でもトップに導いたパク・ジョングァン監督だ。
パク監督は自身が普段指導するDFキム・グァンヒ(21、檀国大学4年)にキャプテンマークを託したほか、昨年の2度の「DENSO CUP」に出場した選手を一人も含めないなど、新しいメンバーで選抜チームを立ち上げた。
“韓日戦”に挑むモチベーションを新たに抱かせた。パク監督は2010年と2016年にコーチとしてデンソーカップに参加し、1分1敗を記録している。そのため、「今回は1勝を記録したい」と強く意気込んでいる。
全韓國大学選抜は今回の「DENSO CUP」に先立ち、今月8日から18日まで慶尚南道(キョンサンナムド)統営(トンヨン)市や京畿道坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)で練習を実施してきた。
韓国大学サッカー連盟のピョン・ソクファ会長は共同取材団に対し、「日本は大学に入学し、卒業後にプロに進むシステムだ。我々は(KリーグのU-22ルールにより)とある瞬間、前年度までいた優秀な選手が皆プロに行く。(DENSO CUPを控えて)我々は10日練習したが、日本は4年を準備する過程だ」とし、「率直に言って、引き分けただけでも幸いだ。しかし、厳しい状況でも選手が成長する姿を見ることができる」と伝えた。
“韓日戦”という負担を軽くし、日本遠征で韓国大学サッカーの底力を思う存分発揮してくれることを願った。
「DENSO CUP」は今年初のサッカー“韓日戦”としても注目を集める。次世代のプロ、さらには代表入りを夢見る韓日の有望株たちが、どのような競争力を発揮してくれるかに注目したい。