待ちわびていた瞬間が訪れた。
ソン・フンミン(トッテナム)がシーズン10試合目にして今季初ゴール、しかも“マルチゴール”をやり遂げた。ソン・フンミンは11月1日(日本時間)、ロンドンスタジアムで行われたウェストハムとのカラバオ杯2018-19(リーグカップ)4回戦でマルチゴールを決め、チームの完勝(3-1)を導いた。
これまでイングランド・プレミアリーグ5試合、UEFAチャンピオンズリーグ3試合、リーグカップ1試合に出場するも無得点に終わっていたソン・フンミンだったが、この日の2ゴールで鬱憤を晴らした。
トッテナムのメンバーとして、150試合目の出場となった節目の試合。ソン・フンミンは前半16分、デレ・アリのヒールパスをゴール前で受けると、左足で振りぬき先制ゴールを決めた。続く後半9分には、ドリブルで相手GKを交わして再び左足でゴールネットを揺らした。
トッテナムは後半26分にルーカス・ペレスにヘディングシュートを決められてしまうが、その4分後、コーナーキックからフェルナンド・ジョレンテが合わせて再び2点差にし、3-1で完勝した。
ソン・フンミンが公式戦でゴールを決めたのは、去る8月20日に行われたアジア大会のグループリーグ第3戦、キルギスとの試合まで遡る。実に73日ぶりだ。トッテナムの試合に限ると、7月29日にバルセロナと対戦したインターコンチネンタルカップ以来、95日ぶりとなる。
待ちわびていた今季初得点、しかもマルチゴールで長い沈黙を破った。
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