「学ぼうとして行ったわけではないが、失敗の中で感じたことがあるので、それを癒さめにしようとしている」
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)韓国代表投手ウォン・テイン(22、サムスン・ライオンズ)は、今大会の感想をこのように語っている。
ウォン・テインは今回、3月7日に行われた阪神タイガースとの強化試合から、13日の1次ラウンド最終戦の中国戦まで、1週間で4回マウンドに上がり、計108球を投げた。阪神戦(27球)、オーストラリア戦(26球)、日本戦(29球)で計82球を投げ、韓国の1次ラウンド敗退が決定したなかでの中国戦には先発登板し、1イニング26球で3被安打、1与四球、2奪三振、2失点を記録した。
このような成績でWBCを終えたウォン・テインは19日のKTウィズ戦前、取材陣に「学ぼうとして行ったわけではないが、失敗の中で感じたことがあるので、それを慰めにしようとしている」とし、「本当に良い選手が多く、ロッカールームで野球を見ていたが、率直に皆がとても楽しんでいるようだった。私たちは楽しむよりも、勝ちたいという気持ちが先走っていたようだった」と感想を述べている。